平塚市・安斉蓉子
JRPSの皆さん、こんにちは。ミニ集会にご無沙汰するようになり、どのくらいの月日が流れているでしょうか? 忘れられる存在になっているのではないかと少々心配です。今日はこの会報で旧交を温められたらとペンを走らせました。
医師に網膜色素変性症(色変)と告知されショックを受けてから20年、JRPS会員になって10年近くになるでしょうか? 私は現在、障害者自立訓練の支援施設である七沢ライトホームに週2回(月・木)通所し、充実した楽しい日々を送っております。
昨年、お友達にロービジョンのある神奈川リハビリテーション病院の眼科を紹介していただきました。月に1、2度パソコンに触れさせてもらっている内に興味が湧き、先生とロービジョンの方からの勧めもあり、またその頃少しずつ少しずつですが確実に視力、視野狭窄、色覚の衰えていくことに不安を感じていましたので、ぼんやりでも見えている間に一人で七沢ライトホームに通える今、何かを身につけなければと心をかき立てられました。
通所が決まった時は、途中で挫折するのではないかと、それだけが心配でしたが、もう半年になります。
ライトホームの情熱に満ち溢れた職員の方達のエネルギーを頂き、1日4時間のスケジュールをこなしてゆきます。
強制ではありませんが、パソコン・点字・盲人卓球・フライングディスク、日常生活の中で各自不便・不自由を感じている事に対してのアドバイス、また視覚障害者にとっての便利グッズの紹介、モノを落とした時の安全な探し方、防御の仕方、等々。そして、視覚障害者にとって一番大切な身の安全を守ってもらうべき白杖の使い方、横断歩道の安心・安全な渡り方、道路上の構造、誘導の仕方・され方。目的地に着く迄の頭の中での地図の描き方、等々。
視覚障害者の身になり、温かく時には厳しく時には楽しくユーモアをまじえ、また昼食時には栄養士さんの献立に舌づつみを打ちながら、入所の方達、通所の方達との会話がはずみます。
ライトホームに通所して私の中で何かが変わり始めています。人にぶつかること度々、時には「どこを見て歩いて居るんだ」と怒鳴られたり、また階段を降りる時の身の縮まるほどの恐怖感を感じながらも尚白杖を持つことに抵抗のあった自分でしたが、今正直な気持ちでしっかりと手に白杖を持っている自分が不思議です。
職員の方達はやっぱりプロなんですね、JRPSの皆様の中で不安をかかえ一人で悩んでいらっしゃる方、また強く自立を願っておられる方、ぜひ一度、足を運んで見てはいかがでしょうか。きっと何かが変わります。
最後になりましたが、今年は残暑が厳しいようです。会員皆々様の御健康を祈りつつ、お会い出来る日を楽しみにペンを置きます。