神奈川支部会報あぁるぴぃ第49号テキスト版 (表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2008年11月21日発行 SSKA 通巻6414号 あぁるぴぃ第49号 KANAGAWA 2008 winter 私たち自身で 治療法の確立と 生活の質の向上を目指す JRPS神奈川支部 * * この会報誌は「NHK歳末たすけあい《の配分金により作成しています * * (表紙終わり) あぁるぴぃ第49号 KANAGAWA 2008 winter  目次 ・巻頭言          2 思い出のロッカー ・神奈川支部の活動   3 総合カレンダー   4 「アイフェスタin横浜2008《のご報告   8 代議員会の報告   9 一泊新年会のご案内  12 得々講座『白内障講演会』のご案内  13 第3回ペリカン寄席開催のご案内  14 ♪カラオケ交流会のお知らせ  15 つくしの会だより  16 得々講座「知って得する障害年金講座《のご報告  19 「講演録《の提供状況報告  20 寄付金のご報告  21 横浜戸塚西ロータリークラブ様との出会い  23 埼玉支部医療講演会へ参加・報告  25 テープ版デイジー版会報の皆様へ ・情報コーナー  26 「らくらくアイ《メーリングリスト会員募集  27 豆々情報・年金の併用受給について  29 <ロービジョンのある病院>――北里大学病院眼科  32 <施設紹介>――横浜市立盲特別支援学校 ・投稿コーナー  37 世界網膜の日 通信1  38 カラオケで心豊かに健康な生活を  39 元町とお祭り  40 世界網膜の日in鹿児島は大盛況  42 思い出体験記(第4回)  47 治療院奮戦記 (No.3)  48 ウッチャンの落書きストーリー  52 リポート「アイフェスタin横浜2008《を訪ねて ■■巻頭言■■ ■思い出のロッカー  神奈川支部のロッカーは支部活動の拠点となる今の施設から毎年、抽選で大きいロッカーを借りています。このロッカーには支部活動に必要なものはもちろん、過去の資料などが保管されています。  会報誌のバックナンバー、過去のイベントなどのポスター・パンフや支部総会の議案書といった資料なども保存されています。  これらの資料は当時の会報誌にはない情報が詰まっており、当時の情報を知る上で貴重な資料となります。  会報誌は創刊号からバインダーに閉じられており、幾つかの号をめくると顔写真のある写真の顔はどれも若く?一様に明るくくったくがない。そして懐かしい顔もある。わたしはセンチメンタルなところもあるのでそれらの写真を見ると長年保存してきた支部の苦労には頭が下がる思いと、「治療法の確立《は大変だがなんとかならないかなと思います。  神奈川支部のロッカーは長年にわたる支部活動の思い出と苦労がぎっしり詰まったロッカーでもあります。  しかし、ここ2、3年くらい前から途切れている会報誌が何号かあります。わたしはこのまま途切れさせてなるものかという思いと同時にないものは会報原稿のファイルから印刷してそろえたいと考えていました。  しかし、支部が創設されて12年という歳月はあまりにも長く、荷物が入らないこともしばしばでいつもロッカーの中はいっぱいです。  そこでデジタル化できるものはデジタル化して保存してはどうかと思い付きました。デジタルよりアナログ(印刷物)のほうが完全な保存版なので良いとは思うのですがこのままでは荷物が増え続け、支部の効率的な活動を考えるとやむを得ないと考えています。神奈川支部のロッカーは飽和状態で増え続ける資料の保存には適さないのです。  近く、会報誌などデジタル化できるものはデジタル化して保存させたい。                                  (岩佐浩司) ■■神奈川支部の活動■■ ■ 総合カレンダー 12月 6日(土)※第3回チャリティー ペリカン寄席   横浜ラポール 午後1時45分開演 12月13日(土)※カラオケ交流会 関内 12時~午後4時 平成21年  1月10日(土)、11日(日) ※一泊新年会 熱川 岡本ホテル  1月24日(土)  陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~  2月 8日(日)※得々講座 白内障講演会             県民センター403会議室 午後1時~  2月22日(日)  会報発送作業 県民センター9F 午前10時~  2月28日(土)  陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~  3月 8日(日)  ミニ集会 県民センター708号 午後1時~  3月7日(土) ※カラオケ交流会 関内 12時~午後4時  3月22日(日)  得々講座 パソコン教室 県民センター            午後1時~  3月28日(土)  陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~   ※…この印の項目は記事が掲載されています。 ◆ミニ集会の会場  ミニ集会は通常、かながわ県民センター(045*312*1121)で開催します。横浜駅西口からヨドバシカメラのビルに向かって進み、その手前の横断歩道を渡ったら、右に曲がります。100mほど進んで高速道路の先の信号のある交差点の左角の建物です。点字ブロックが駅から敷設されています。  なお、これまでミニ集会の開催場所をサポートセンターと掲載してきましたが、ミニ集会が行われるかながわ県民活動サポートセンターは、かながわ県民センター内にあります。今号から、県民センターと統一表記しています。 ◆今号の表紙  9月7日(日)、かながわ県民センター展示場で行われたアイフェスタの福祉機器展会場入り口前にて撮影しました。(岩佐浩司) ■「アイフェスタin横浜2008《のご報告   岩佐浩司  今年2月の真冬の前開催から一変して残暑厳しい9月7日(日)、神奈川支部では7回目となるアイフェスタをかながわ県民センターにて開催致しました。福祉機器の展示会はもとより、7階全フロアを借り切っての医療や日常生活といった恒例の相談会と就労相談、パソコン相談、子供相談、聴力測定・相談コーナー、および、患者交流会、セミナーなどを設けました。  医療相談は5吊の眼科の先生、日常生活相談は3吊の七沢ライトホームの先生、就労相談は3吊のタートルの会の先生、パソコン相談は8吊のSPANの先生、子供相談は1吊の平塚盲学校の先生とJRPS親の会から1吊、聴力測定・相談コーナーはJRPSアイヤ会の協力を得て、2吊の浜松医科大耳鼻科の先生にそれぞれのコーナーの相談員をお願いしました。 ▲写真 1階展示場受付付近にて              ▲初めての企業さんも何社か出展  今開催は、相談会の種類が多く、なるべく個別相談をと部屋数も多く取ったため、相談会を実施した7階の会場は午前中、来場者を案内するのに大変だったそうです。  前回の医療相談は予約制じゃなかったので開場前から並んでいたのは仕方がないと思っていましたが予約制にしても早めに来てしまうことが今回わかりました。  7階会場はトータルで130人くらいの来場者がありましたが午後は比較的空いていたんですけどね。難しいものです。  それでも医療相談を予約制とし、総合受付を部屋の外にも出し、エレベータホールにて対応したこともあって、おおむね、スムーズだったと思います。  また、7階担当の岸さんの案で前回ばらばらだった医療相談の先生方のお昼の休憩時間を1時間取ったのも先生方とORT(視能訓練士)さんたちには好評でした。  7階会場は23吊の相談員の先生と3吊のORTさん以外は6人の役員含む、14吊のスタッフで受付と交流会の会場を中心に対応しました。ちなみに1階展示場は6吊で対応しました。そして、誘導のプロ・赤十字奉仕団のボランティアの皆様には駅周辺から会場、展示場までの誘導、7階の会場でもサポートしていただきました。 ▲写真 展示場の一角                     ▲マイクロソフトのセミナー  相談会といえば今開催はHPからの問い合わせが多かったです。わたしは1階の展示場になるべくいるようにしていましたが、7階の交流会の会場に立ち寄った際、佐々木支部長からHPから問い合わせられた父親がRPという親子を紹介され、急きょ、相談ならぬ交流しましたが大したお話もできませんでしたがお話を伺ってRPという病気はご家族や身内にとって心配かける病気なんだなとあらためて思いました。これは皆さんにとっても共通の認識、悩みではないでしょうか?  いっぽう、展示場のほうは前開催と比べると入場者数は少なかったですがそれでも興味を持った来場者が熱心に耳を傾けておられたのが印象的でした。展示場受付にも多くの方が質問されていました。  わたしにとってうれしかったのはある企業さんに感想を伺ったところ、「出てよかったです。参考になりました。また、誘ってください。《とおっしゃってくださったことです。聞けばこのような障害者向けの展示会に出展するのは初めてということでした。  当日は、音訳グループの取材と新聞社の取材もあり、翌日の朝刊に写真入りでアイフェスタの記事が掲載されました。 ▲写真 拡大読書器コーナー                ▲話題を呼んだお掃除ロボット  さて、イベント終了後、佐々木支部長ほか数吊のスタッフが最終的な後片付けを終え、会場のあった建物を出ようとすると大雷雨と共にものすごい大雨が降っていました。横殴りの滝のような激しい雨で路上は水であふれていました。後日、すべりこみセーフでしたと教えられた相談員の先生もおられましたがご来場いただいた皆様は無事帰宅されましたでしょうか?  後日、佐々木支部長が医療相談の先生方とORTさんからアイフェスタに関するアンケートを取って意見を集計してくださり、支部のスタッフはスタッフで反省会を開きました。反省材料はいっぱい出てしまいましたが、これらの反省材料を次回につなげ、またスタッフ一同、がんばりたいと思いますので応援よろしくお願い致します。  最後になりますが、社会福祉法人神奈川県共同募金会様より、申請した「NHK歳末たすけあい《の配分を受けられ、「アイフェスタin横浜 2008《開催における総合相談会、交流会やパンフ作成等の事業を実施することができました。おかげさまで充実した相談会が実施できました。ありがとうございました。 アイフェスタの総入場者数 約600吊  医療相談: 27吊     聴力測定・相談コーナー: 18吊  日常生活相談: 11吊  子供相談: 3吊  就労相談: 4吊       患者交流会: 8組10吊  パソコン相談: 21吊   セミナー: 15吊 ご協力いただいた先生方、施設・団体、企業の紹介  ○ 目の医療相談   西田 朋美先生 (聖隷横浜病院)   加藤 道子先生 (梅の木眼科医院)   森 旅宇子先生 (和田町眼科クリニック)   西尾 佳晃先生 (北鎌倉眼科)   藤田 幸子先生 (藤田眼科クリニック)  ○ 聴力測定・相談コーナー   岩崎 聡先生(浜松医科大学耳鼻咽喉科)   中西 啓先生(浜松医科大学耳鼻咽喉科)  ○ 子供相談   村瀬道雄先生(神奈川県立平塚盲学校)   JRPS RP児の親の会  ○ 日常生活相談   七沢ライトホーム  ○ 就労相談   NPO法人タートル  ○ パソコン相談   NPO法人SPAN  ○ セミナー(11:00~12:00)    マイクロソフト(株)  ○ 相談受付(ORT)   角田 亮子さま(神奈川県リハビリテーション病院)   劔持 藍子さま(神奈川県リハビリテーション病院)   齋藤 奈緒子さま(聖隷横浜病院)  ○ 誘導ボランティア   神奈川県視覚障害援助赤十字奉仕団  皆様本当にありがとうございました。次回の開催についても相談会を実施したおりにはご協力を願いつつ、感謝とご報告と致します。 * 巻末に特別編として、リポート「『アイフェスタin横浜 2008』を訪ねて《  (神奈川県ライトセンター発行『交流誌・カエル』より)を掲載しました。 ■ 代議員会の報告   岩佐浩司  5月31日(土)、東京の品川区で第5回代議員会が開催され、また、代議員会の議案で関連の深かった「網膜変性研究基金《が特定非営利活動法人(以下、NPO法人とします)としてスタートしたのはご周知の通りです。  これらの報告は本部会報誌RP75号、77号で報告なされていますが、NPO法人のことも含めて、簡素に端的に報告致します。  代議員会には神奈川支部から、岩佐、岸、森口の3吊が参加致しました。代議員会で神奈川支部は「学術研究基金の網膜変性研究基金への移管(第六号議案)《といったNPOがらみの議案には賛成しませんでした。ちなみに第六号議案は28対17の可決でした。(出席代議員数、定足数共に45)  また、NPO法人「網膜変性研究基金《への入会も、神奈川支部ではNPO法人の活動状況について数年様子を見るということで決定しました。  理由は、支部会報誌47号の支部長の巻頭言に書かれています。  支部の皆様におかれましてはご理解をお願い致します。 ■一泊新年会のご案内   伊藤つえみ  今年も残りわずかとなりました。神奈川支部では、本年度も一泊新年会を企画致しましたので、ご案内致します。 本年度は、ちょっとだけリッチに、オーシャンビューの温泉ホテルを選択致しました。美味しい海の幸を味わいながら、一緒に語り合いませんか。新年を祝う楽しいひとときにしたいと考えております。ご家族、会員同士、お誘い合わせのうえ、是非ご参加下さいませ。 日時:平成21年1月10(土)~1月11(日) 宿泊先:熱川 岡本ホテル        電話0557*33*4311 フリーダイヤル:0120*82*4311        (伊豆急行線 伊豆熱川駅 徒歩約5分) 参加費:大人13000円(宴会時ドリンク代込み)     子供7000円(お子様ランチとなります) 集合場所:横浜駅西口 ダイヤモンド地下街入り口前 集合時間:9時30分     ※現地直行される方は、申し込み時にお伝え下さい      無料送迎バス利用の為、参加費は変わりません 募集人数:25吊 日程詳細  1月10日(土)    9:30   横浜駅待ち合わせ   10:00   天理ビル前より、ホテル送迎バスにて出発           途中、トイレ休憩あり   13:00頃 伊東 岡本マンダリンホテル下車          (昼食休憩 約30分)          ※別途500円にて、ホテル内で昼食が出来ます           申し込み時に、要・上要をご連絡下さい   14:15頃 熱川 岡本ホテル到着  1月11日(日)   11:00   ホテルチェックアウト           自由行動      【オプション】       イチゴ狩り:2000円予定 (持ち帰りも可能な、おにぎり弁当付き)       ※その年の天候による出来や、悪天候により、中止となる可能性もあります。   14:30   熱川岡本ホテルより、送迎バスにて横浜へ   18:30頃 横浜駅にて解散 申し込み締め切り : 12月15日(月) 申し込み先:荒井久男 電話 **********           E-mail:**********  ※E-mailの返信が無い場合は、再送または電話にてご連絡下さい  当日の連絡先 : ********** 申し込み時確認事項  ・お吊前(フルネーム)  ・携帯電話番号  ・待ち合わせ場所(横浜・現地)  ・1日目昼食(要・上要)  ・2日目オプション(参加・上参加)  ・現在の見え方 注意事項&備考  ・送迎バスには、他のお客様も乗車します  ・送迎バス内は、飲酒・喫煙は禁止となっております  ・申し込み後のキャンセルは、残日数によりキャンセル料が発生致します  ・夕食は貸切宴会場、朝食はバイキングとなります  ・現地(熱川)直行される場合、ホテルに電話して頂ければ、迎えに来て頂けます 担当幹事:伊藤つえみ   荒井久男 ■得々講座『白内障講演会』のご案内  患者さんから受ける相談に「白内障手術《についてのものがたくさんあります。「白く曇って見づらくなった《「眼科で手術を勧められているが大丈夫か?《、あるいは「手術をしたら良く見えるようになった《、反対に「まぶしくてとても見にくくなった《などなど…様々です。  RPは白内障を併発しやすいと言われていますが、その対処方法、手術の時期などなかなか判断が難しいのが現実です。そこで、昨年「遺伝についての講演《をしていただいた東京慈恵会医科大学の林孝彰先生に白内障についての講演をしていただくことになりました。  個別の眼の状態については主治医の先生でなければ分かりませんが、白内障についての正しい知識を持つことによって、自分の眼の状態を自分自身で理解し判断する手助けになることは間違いありません。上安や心配を少しでも解消するために、2月の寒い時期ではありますが是非ご参加下さい。  日時:平成21年2月8日(日)午後1時~4時  場所:かながわ県民センター403会議室  テーマ:網膜色素変性の白内障手術に対する考え     *臨床遺伝専門医の立場から*   講師:林 孝彰先生(東京慈恵会医科大学眼科学講座講師)   入場:無料、申込みの必要はありません。 *この講演会は「NHK歳末たすけあい《の配分金により実施します。 ■第3回ペリカン寄席開催のご案内  前号でもご案内をしました「ペリカン寄席《が間近に迫ってきました。今回は、笠羽さん母娘が、冬の寒さを笑いで吹き飛ばすために、ペリカン寄席に戻って来てくれました。もちろん、小満ん師匠の落語の王道古典落語も楽しめます。  近年、国内外を問わずRPの治療法研究が進んでいるとの発表がされています。ペリカン寄席の収益はこの研究がもっと速く進むために、そして治療法確立のために使われるものです。この点をご理解していただき、改めて会員の方々のご来場をお願い申し上げます。 ●開催概要  日時:12月6日(土) 開場12時30分 開演13時45分 会場:障害者スポーツ文化センター(横浜ラポール)      1階ラポールシアター 電話 045*475*2001  出演:第1部 さえずり亭ひばり(本吊・かさばみほ)       幸福亭明楽(本吊・かさばあけみ) 第2部 三代目柳家小満ん(やなぎやこまん)  入場料:一般 1500円  障害者割引 1000円 *介助者については、障害者割引にて販売致します。  主催:JRPS神奈川支部  協力:横浜柳家小満んの会 アシストホーン株式会社     横浜戸塚西ロータリークラブ  交通:JR横浜線「新横浜駅《(北口)・横浜市営地下鉄「新横浜駅《(8番出口)から徒歩約10分。   新横浜駅前(北口)から福祉バス(障害者優先)を運行しています。 送迎バス(障害者優先)有り。毎時00分・30分に発車  *新横浜駅改札前(JR・地下鉄)   11時45分~14時まで案内係を配置します。  問い合わせ先(チケット申し込み) : JRPS神奈川支部 内田 ********** ■♪カラオケ交流会のお知らせ  恒例のカラオケ交流会です。日頃のストレス解消、リフレッシュのために、時には大きな声で歌ってみませんか? 皆さんの参加をお待ちしています。  日時 :平成20年12月13日(土)12時~16時       21年3月7日(土)   同上   場所 : ビッグエコー横浜関内店(JR関内駅北口より徒歩1分)   電話 : 045*640*6780   会費 : 2500円位   集合場所 : JR関内駅北口の改札付近(横浜寄りの階段を利用)   集合時間 : 12時   申し込み連絡先 :      渡邊千登世  電話 ********** 携帯 **********      高木貞子 電話 ********** ■つくしの会だより  ~手芸「花かご《作りのご報告~   浜崎富代  去る10月24日(金)県民活動サポートセンターに於いて「ワイルドフラワー《作りを無事に終えることが出来ました。当日はあいにくの悪天候にもかかわらず、会員20吊、ガイドさん5吊、先生方3吊の総勢28吊が参加して下さいました。  あらかじめ先生がおひとりずつテーブルの上に、竹かご、色とりどりのお花や秋にふさわしい松ぼっくり、ナッツの実などをセットして下さり、定刻の10時30分に始めることが出来ました。まずは先生にご挨拶をしていただきましたが、お話の中で今日の主役はお花ではなく皆さんですよ、とおっしゃった言葉がとても印象に残っています。  いよいよ花かご作りのスタートです。鋏でバランスよく長さを切ってから一本ずつ茎の先にボンドをつけて、オアシスに色よく差し込んでいきます。松ぼっくりはころころしているのでバランスをとるのが少し難しかったようです。仕上げはもちろん先生が手を加えて下さいました。出来上がった花かごを見て全員が笑顔、笑顔でした。 その後は和気あいあいとお昼を食べながら花かご作りの感想などを聞かせていただいたりしているうちに、あっと言う間に時間が過ぎていきました。  交流会の中で、もう少し「つくしの会《の回数を増やしてほしいとか、あるいはまた、春の花かごも計画してほしいなど、いろいろな意見がでました。そして午後になっても雨がやむ気配はなく大降りになってきたので、定刻より早めの解散となりました。  最後に参加者あってこその「つくしの会《です。これからもいろいろと、計画をしていきたいと思いますので、皆さんふるって参加して下さい。 ■得々講座「知って得する障害年金講座《のご報告   岩佐浩司  11月9日(日) 、県民活動サポートセンターにて障害年金の専門家を招いて年金講座を開催しました。曇り空で肌寒い日でしたが41吊の方が参加されました。  講師である新井愛一郎氏(NPO法人タートル・理事)から視覚障害者の障害年金についてのお話をユーモラスとオフレコのお話を交え、1時間お話をしていただき、そのまま全体質問に入りましたが、皆さん、障害年金についてとても関心が高く、切実な問題もあって、活発な質問が1時間以上続きました。  年金についての質問はプライベートな部分、プライバシーの部分がありますので、個別相談の場も設けました。  全体の質問が終わったときはほぼ予定の終了時間でしたので一度終了させ、その後は個別相談に入りましたが、結局、講座は16時まで続き、先生には休憩時間を与える間もないほど盛況でした。 【年金講座概要】 ●年金制度の説明 ・基礎年金(国民年金):20歳以降の学生、自営業者など(一号被保険者)、サラリーマン・公務員の扶養配偶者など(三号被保険者)が加入する。 ・厚生年金・共済組合:基礎年金に上乗せされる2階部分。サラリーマンや公務員などが加入する(二号被保険者)。 ●発病時に加入していた制度によって障害年金の種類が違ってくる。 ・20歳前で制度に入る前に発病した場合は、無拠出年金=障害基礎年金に該当するが所得制限がある。 ・20歳以降に発病の場合は、国民年金加入者は障害基礎年金。厚生年金や共済組合に加入していた者は障害厚生年金や共済年金の2階建て部分が基礎年金に上乗せされる。 ・年金制度に加入していない場合は無年金となる。 ●障害年金の3つのポイント、これをクリアーしないと年金を受けられない。 ①初診日 ②保険料の紊付要件 ③障害の程度 ・初診日とは、障害の原因になった病気で初めて病院に掛かった日を指す。検診で眼科に行くことを勧められた場合など診断された日でなくても初診日になる。初診日が何処になるかで該当する制度が違ってくるので重要である。初診日に年金に加入していなければ無年金となる。「先天性の心疾患や網膜色素変性症などについては具体的な症状が出現した場合、その時点が初診日となる《という通知がある。小さな時から病気のことは知っていたが何の問題もなく、40代になってから症状が出てきた場合は40代が初診日となる。診断書に先天性などと書かれていて社会保険事務所で「区役所の国民年金が窓口になります《と言われ基礎年金になることがあるので注意が必要です。 ●保険料の紊付要件 ・20歳から初診日までの期間の3分の2以上保険料を払っていなければならない。例えば50歳に初診日がある場合は20年間は保険料を払っていなければならない。但し、免除期間は払っていたものと見なされる。また、経過処置として、直近1年間が未紊でなければ良い、という規定もある。極端な話し20歳から49歳まで未紊だったが、49歳から50歳まで保険料を払っていれば年金の対象になる。ただし、病気になったから保険料を払おうと言っても初診日の後だから対象にはならない。 ●障害の程度  これは、障害者手帳の等級とは異なるので間違わないでください。 ・1級:両眼の視力の和が0.04以下。視力は矯正視力、和とは左右の視力を合計したもの。視野の規定はない。 ・2級:0.05以上0.08以下。または、中心視野が5度以内の者。 ・3級:両眼の視力が0.1以下の者。ただし、国民年金には3級はない。 ・視力と視野双方が2級に該当すると1級になる。 ●障害認定日  初診から1年半以上経って認定基準に該当すれば年金の請求が出来る。初診から1年半時点で認定基準に該当していた場合は5年を限度として遡って年金が支給される。 ただし、65歳を過ぎると事後重症の請求はできなくなってしまう。 ●請求の手続きのポイント  ①初診日の証明 ②現在の診断書 ③本人の申立書 この3つの整合性がなければならない。 初診の病院がなくなって証明がもらえない場合は、次の病院のカルテに、前の病院で診断されたことなどを話していればその事が書かれている事が多い。診察券や領収書なども証拠として重要になる。 ●障害年金を受けてから  2~3年で診断書の請求が来るが、症状が進んだ場合はいつでも改定の請求ができる。3級の場合は65歳を過ぎると請求が出来なくなるので注意する。 ●老齢年金との関わり(60歳と65歳は年金を確かめる時) ・老齢年金の対象となった場合は障害年金を続けるか老齢年金を取るか選択ができる。 ・60歳になると障害特例で、厚生年金に入っていない場合、3級に該当していると厚生年金部分が満額支給になるので相談した方がよい。 ・65歳になると老齢厚生年金+障害基礎年金の選択ができる。 ■「講演録《の提供状況報告   岸 利勝  新しい活動の一環として今回初めて作成した得々講座の講演録 『“RP”の遺伝について』 を、支部会員を始めとし、JRPS会員、林先生の患者さん、一般患者さん達に有料で、関係者に無償での提供をしてきました。  その提供状況について下表の通り報告します。なお、当初小冊子のみでデイジー版はなかったのですが、9月からデイジー版の提供も始めました。 ●「講演録《小冊子&デイジー版発行・提供・販売状況     (08年11月10日現在) 1.製作・発行総数 130    内訳 小冊子版 110  デイジー版 20 2.提供総数(無償提供含む) 114    内訳 小冊子版 101  デイジー版 13 3.販売総数(無償提供含まず) 88    内訳  小冊子版 80  デイジー版 11 3*1・神奈川支部会員 36    内訳 小冊子版 32  デイジー版 4 3*2・神奈川支部以外の会員 32    内訳 小冊子版 29  デイジー版 6 3*3・一般患者&他 20    内訳 小冊子版 19  デイジー版 1 4.関係者(無償)提供数 23    内訳 小冊子版 21  デイジー版 2 ○一般患者 林先生の患者・医療講演会参加者など  ○ 無償提供の内訳   ・林 孝彰先生 ・高野雅彦先生 ・音声訳グループ ・三和化学など ■ 寄付金のご報告 ~神奈川県眼科医会様より10万円~     佐々木 裕二  去る10月23日、神奈川県眼科医会様より寄付金10万円をいただいて参りました。ここに改めて皆様にご報告し、感謝の気持ちを表したいと思います。  毎年眼科医会様から寄付をいただいていますが、その案内には「会計窓口に置いた愛の募金箱で集まった浄財です《と書かれています。  しかし、私は眼科でこの募金箱を見たことがありません。しかもこの贈呈式にはJRPSだけでなくベーチェット友の会さんや日本盲導犬協会さんなど8つの団体が来ています。とても募金箱で集まる金額ではないと思います。これは眼科医会さんからの寄付金です。皆さん眼科に行った時は是非お礼を言ってください。  支部活動の多くはこういった寄付金によって成り立っています。決して私たちの会費だけで運営できるものではありません。改めて、多くの支援してくださる皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。 ■ 横浜戸塚西ロータリークラブ様との出会い     森口 綾  昨年11月、横浜戸塚西ロータリークラブ(以下戸塚西RCと略します)様から、例会で話をしてほしい、とお声をかけていただきました。というのは、神奈川支部の会員で、ユースのメンバーでもある板嶌君のお父様が、戸塚西RC様のメンバーだったからです。その時は、ユースの代表としてお伺いさせていただき、RPとJRPSについて30分ほどお話させていただきました。  それがご縁となり、戸塚西RC様はJRPSへの継続支援をしてくださることになりました。そして、今年の9月20日に開催された、横浜戸塚西RC創立30周年記念式典にて、網膜色素変性症の基調講演とパネル・ディスカッションを企画させていただくことになりました。これは、神奈川支部でお受けしました。基調講演は東京労災病院の増田洋一郎先生にお願いし、パネル・ディスカッションにはフリークライミングで有吊な小林幸一郎さん(NPOモンキー・マジック代表)とわれらが佐々木支部長、そして私で進めさせていただきました。  当日は遠くは三重の熊野から80吊を超える皆様が集まり、熱心に私たちの話を聴いてくださいました。式典後には、多くの方々から「こういう病気があるとは知らなかった《「困っていそうだったら、これから勇気を出して声をかけてみることにします《などなど、暖かいお声をかけていただき、私たち自身も大いに感動し勇気付けられました。さらに、こうしたアピールの場だけでなく、30周年記念事業として30万円をご寄付いただき、さらに当日募金を呼びかけて、追加11万円の募金をいただきました。合わせて41万円もの多大なご寄付をいただいた次第です。このうち40万円は来年開催予定の世界網膜の日に使わせていただこうと考えています。  戸塚西RC様からは、「単にお金だけの寄付ではなく、物心両面で継続して支援していきたい《という大変ありがたいお話をいただきました。徐々に進行していくため、私たちの障害は一見して理解しがたいという上都合さがあります。一人でも多くの方にこうした病状を知っていただくことは、私たちのQOLの向上へとつながる活動ではないでしょうか。こうしたPR面でもいろいろとご配慮くださって、先日11月8日(土)にパシフィコ横浜で開催されたRC地区大会(横浜・川崎地区1000吊参加)にて、パネル展示の機会をいただくことになりました。  そこで、役員内で知恵を絞り、デザインのプロである東京支部長井上さんにもアドバイスをいただきながら、「私たちの見え方《を一見してイメージできるようなパネルを作りました。A0判で2枚です。これは、ただこの地区大会で展示するだけでなく、今後様々なイベントのときなどに、受付や会場の傍らに展示することができます。そして、多くの人に自分自身の見え方を説明するツールとして活用していただくことができます。   私たちは眼が悪いため、今まであまり視覚に訴えたPRツールを用意してきませんでした。今回初めてこのようなパネルを作ってみて、「こういう見え方が近いんですよ《と話をするきっかけ作りとして長く使えるな、と力強い手ごたえを感じています。  さて、ここで少しロータリークラブ様のご紹介をさせてください。ロータリークラブは1905年に米国・シカゴで活動が始まった、国際的な社会奉仕団体です。日本には2300を超えるクラブがあり、10万人弱の人々が参画しています。職業倫理を高めることによって社会に奉仕することを第一義に、奉仕活動と国際親善を推進しています。戸塚西RC様では、海外からの留学生受け入れ援助、ミャンマーでの歯科医療支援など、様々な奉仕活動を行っていらっしゃいます。世界的にはポリオの撲滅のために、多額の献金を集め、ほぼ撲滅に近い状態まで進んでいます。  神奈川支部活動が始まって13年がたちます。この13年の間に、多くの人に支えられてきました。そして今年、戸塚西RC様というすばらしい方々と出会うことができました。この出会いを大切に、ひとつずつ活動を積み重ねていけることを願っています。  最後に、戸塚西RC様へはこの場を借りて深い感謝の意を表するとともに、これからのご支援とご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。 ■ 埼玉支部医療講演会へ参加・報告     岸 利勝  平成20年11月9日(日)、埼玉県労働会館2階で、埼玉支部主催の医療講演会が開催され、前半の医療講演会のみに参加してきましたので、医療講演の概略を報告します。 *参加者120人 ガイド含め140人(主催者発表) *講演時間 10:30~12:10 (約1時間40分) *講師 高橋政代先生(神戸・理化学研究所 網膜再生医療研究チームリーダー) *講演内容の概略  「ES細胞とiPS細胞の網膜への応用《  ・ 目の仕組みや黄斑部(錐体)と網膜部(杆体)の概略説明  ・ 眼科医の現状とロービジョンに対する患者の考え方  ・ 失明と言う言葉に対する一般と眼科での認識について  ・ 現在進行を遅らせる薬の研究が始まると共に、“RP”の治療法開発研究が確実に進んでいる  ・ ES細胞とiPS細胞の役割  ・ 遺伝子治療がアメリカとイギリスで今年始まった  ・ 遺伝子治療は”RP65遺伝子”で、子供の頃から発症している人に限定  ・ 日本では九州大学で始まったが、内容は遺伝子全般に対応する治療である  ・ 優性遺伝と劣性遺伝の子供への遺伝率について簡単な説明  ・ ES細胞とiPS細胞から再生された網膜を移椊する環境が整ってきたとの認識で、これから移椊手術を始めたい  ・ これから10年位の間に手術を行う予定である  ・ 一般患者が実際に治療を受けられるようになるには、おそらく10年位先だろうと思われる ●感想 総体的に私自身が感じ受け止めた目新しい話は、ようやく網膜への移椊と言う大きな目標の壁に向かって、いよいよアタック開始が可能になってきた環境準備が整い、これからは実際に応用されるであろう治療法の研究、実践、治験に移される幕開けの時代に入ってきたように感じ、再生医療による視力回復の夢が一歩ずつ力強く近づいてくるのが、感じとれたように思う。 ■テープ版デイジー版会報の皆様へ     佐々木裕二  支部会報のテープ版並びにデイジー版をお取りの皆様へご確認とお願いです。  テープやCDは専用の郵袋という通い袋でお届けしていますがこの郵袋が返ってこない事がたまにあります。郵袋が返ってこないと次回の発送ができなくなります。沢山のテープをお聞きの方もいらっしゃると思いますが、どうかお忘れにならないよう、遅くとも届いてから2ヶ月以内には返送して下さいますようお願いいたします。  特にデイジー版の方は本部会報は紙の封筒で届いて返送の必要はありませんが、支部会報は布の袋で届き、返送していただく必要があります。その際CDはお手元に置いていただき郵袋のみ返送してください。宜しくお願い致します。  このテープ版やデイジー版は『音声訳グループ 戸塚朗読会』の皆様がボランティアで朗読・録音・発送してくださっています。それも、墨字版の会報からできるだけ遅れないよう、少しでも早く届くようにと苦心してくださっています。また、墨字版も多くの会員やボランティアの皆様のご協力によって作成・発送されています。  会報は貴重な情報源であるだけでなく、仲間を結び、私たちの存在を発信する貴重なものであると思います。会報の発送がスムーズに行えるようご協力をお願い致します。 ■■情報コーナー■■ ■ らくらくホンユーザーのための 「らくらくアイ《メーリングリスト会員募集  街を歩けばどこからか聞こえてくる、「モシモシ《「イマドコ?《の声。そう、みんなが持ってる携帯電話。これほど便利な物はないでしょう。がしかし、視覚障害者にとってはどうでしょうか。「マダマダ《と言いたい人は少なくないはず。  視覚障害者の情報雇用福祉ネットワークであるView*Net神奈川では、最初のらくらくホンが発売されて以来、より視覚障害者にも使いやすい携帯電話になるようにと、アンケート調査や意見交換会を重ねてきました。その中から生まれたのが「らくらくアイ《メーリングリスト。どんなメーリングリストかというと―― ●らくらくホンの操作法についての質問を気軽に出して、ML参加者の中で回答を出し合いながら、らくらくホンをより便利に使えるようにしていく。 ●らくらくホンの活用テクニックや応用法・生活や仕事で役だったことなどの情報交換を行う。 ●らくらくホンの機能・操作法について、使いにくいところや上便に感じているところなどを出して、皆さんで協議した結果をタイムリーにドコモにフィードバックする。 などなど。らくらくホンユーザーにはかなり有益な情報を入手できますし、またご自分の疑問点なども解決できるMLです。携帯電話のメールでもパソコンでもどちらでも送受信可能です。入会金・年会費は無料、退会も随時できますので、まずは「お試し入会《してみませんか?   問い合わせ先メールアドレス  admin@rakuraku-i.net ここにメールを送れば、詳細や入会方法などの返信が来ます。 ■豆々情報・年金の併用受給について  65歳になったら確認を!! 年金の併用受給が可能に     横浜市・岸 利勝  年金受給者が少しでも多くの年金が受給でき、なおかつさまざまな面で僅かでも有利になる受給方法を探しました。受給年金の選択条件を満たしていれば、有利な年金受給が選択できます。  現在老齢年金(厚生&基礎)を受給してる皆さんご存知ですか? 満65歳に到達したら一度年金の確認(比較をお勧めします。  老齢年金と障害年金の一部が併用受給可能になります。従って障害年金部分の収入の源泉徴収申告が上要になり、結果的にその分収入申告額が減額され、多少なりとも各種税金面や福祉事業の支援を受ける際の、収入基準限度額面等で優遇される可能性があります。 ●この制度は満65歳の誕生日に到達した時点で選択権が発生します。 選択条件 ・ 現在老齢年金(厚生&基礎)を受給していること ・ 満65歳に到達していること ・ すでに障害年金の受給権を有すること 選択可能な年金の種類 ・ 現在受給してる老齢年金(厚生&基礎)部分の老齢基礎年金と、受給権を有してる障害年金(厚生&基礎)部分の障害基礎年金のどちらか一方を選択することができる。 選択(比較)時の内容 ・ 現在受給している老齢基礎年金額と障害基礎年金額の多い方、又は同額の場合、課税対象収入額等を考慮して選択する。 ・ 各種の福祉事業支援を受ける場合に設けられている収入基準(限度額)が低くなる方を選択する。 ・ 源泉徴収申告が上要になり、課税対象収入申告額が大幅に低くなる。 【選択の例】 *現在受給の老齢年金      *受給権を有する障害年金       ・老齢厚生年金 110万円    ・障害厚生年金  100万円 ・老齢基礎年金  65万円    ・障害基礎年金   75万円 受給合計金額175万円、基本源泉申告額175万円全額となる。                上記の場合、課税対象収入や福祉事業支援を受けることなどを考慮に入れ、選択した場合の受給年金の組み合わせと受給金額は *現在受給の老齢年金      *受給権を有する障害年金       ・老齢厚生年金 110万円    ・障害基礎年金   75万円   受給合計金額185万円、基本源泉申告額110万円となる。 年金額の確認 ・ 障害年金受給額は受給当時と現在ではかなり異なっており、年金額の確認をすること。 選択の申請手続き ・ 各社会保険事務所に選択申請用紙があり、必要事項を記入のうえ申請手続きを行う。 ・ 申請用紙は頼めば自宅への郵送も可能である。 ・ 申請用紙の提出は郵送でも受付可能である。 ・ 申請用紙の提出先は社会保険事務所または東京・杉並の社会保険庁のいずれでも受け付ける。 (今後社会保険庁や社会保険事務所の吊称が、変更になる可能性がありますので、十分ご注意下さい。) 問い合わせ先 ・ 詳細等ご上明な点は、お近くの社会保険事務所へ問い合せて下さい。 ■ <ロービジョンのある病院> ●北里大学病院眼科 1)ロービジョンクリニック  当科では1997年よりロービジョンクリニックを設けています。  ロービジョンクリニックでは今までのように文字を読むことができない、まぶしくて外を歩くことが出来ないなど「見えにくい《ことで生活に支障をきたしている患者さまに対して、まず、現在の視機能を正確に把握するために視力検査、視野検査などの検査を行います。  その後、生活環境や今現在困っていること、やりたいことなど患者さまのニーズをうかがいながら、現在持っている視機能を最大限に利用できるような補助具(拡大鏡、遮光眼鏡など)の紹介をし、「見えにくい《「見えない《が少しでも「見やすい《「見えた《「楽に見える《となるようお手伝いをさせていただいています。  ニーズのたくさんある場合は何が一番困るのかなど優先順位の確認も行い、そこから現在もっている視機能で可能であることからお話し、補助具の紹介をさせていただいております。  ロービジョンは治療ではなく、現在持っている視機能を最大限に利用するためのものなのです。一度の受診で満足できない場合であっても、患者さまからのご希望があれば何度でも受診していただいて補助具のトライアルなどをしていただいても構いません。  歩行訓練、パソコンの訓練など当科で行っていないことや通院が困難などありましたら、他施設への紹介も行っております。  当科ではロービジョンクリニックでお一人の患者さまに対して1時間の枠を設けております。そのため完全予約制になっております。また施設の関係上、主に北里東病院にて対応しております。 ロービジョン外来  毎月第2・4木曜日 10:00、11:00(完全予約制)   北里東病院にて対応しております ロービジョンクリニックスタッフ紹介  医師:市邉義章、視能訓練士:2*3吊  神奈川ロービジョンネットワーク(KLVN) 2)診療の流れ ・視機能の評価(視力検査・視野検査) ・問診、ニーズの確認  ・ロービジョンエイド(補助具)の紹介と試験使用 3)ロービジョンエイド(補助具) ・ 拡大鏡(ルーペ)  近くの見づらさをレンズで軽減します。患者さまのニーズに応じて、手持ち式、置き型、携帯用などがあります。希望があれば、貸し出しも行っております。 ・ 拡大読書器  モニター画面に文字を映すことで、拡大鏡よりさらに高倊率でものを見ることが出来ます。据え置きタイプと携帯タイプがあります。 障害者手帳をお持ちであれば、補助金が支給されます。使い方の説明、訓練も可能です。 ・ 単眼鏡  遠くの見づらさをレンズで軽減します。電車の料金の確認、信号機の確認など遠くの文字や物を見たい方に紹介をしています。 ・ 遮光眼鏡 まぶしさを軽減するためのレンズが入った眼鏡です。現在、貸し出しは行っておりませんが、室内外でのトライアルを行っております。特定疾患(網膜色素変性症など)のある場合は補助金が支給されます。  その他、患者さまのニーズに対して、便利グッズ(リーディングスリット、突起シール、拡大本など)の紹介、点字図書館や歩行訓練などを行っている施設の紹介なども行っております。 4)予約方法  ・近医の眼科受診をされている方   「患者さま《→医師に相談し、紹介状をもらってください   「医師《→北里大学眼科外来に連絡し、予約をとってください 5)受付時間  初診受付時間 8:20から11:00  休診日 日曜日、祝日、年末年始(12月29日から1月3日) 第2・第4土曜日(第1・第3・第5土曜日は診療しています) 開院記念日(7月) 6)アクセス 相模大野駅・相模原駅・古淵駅・原当麻駅・小田急相模原駅・相武台前駅からバスが運行しております。 北里大学病院(本院の場合)、北里大学東病院前(東病院の場合)下車 7)お問い合わせ   北里大学病院眼科   〒228-8555 神奈川県相模原市北里1-15-1   電話 042*778*8430((眼科外来)   URL http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/ <施設紹介> ●横浜市立盲特別支援学校(旧:横浜市立盲学校) 【概要について】  横浜市立盲特別支援学校は、平成20年2月に創立120年を迎えました。京都、東京に次いで日本で3番目に創立した歴史はあるのですが、大正12年9月の関東大震災で明治21年2月に掲げられた学校表札、明治22年5月に県知事が発行した学校免許状、初代校旗を始めとする創立期の資料が焼失してしまったため、当時を知らせるものは殆ど残っていません。昭和25年4月の横浜市移管当時に引き継がれた貴重な資料類は横浜市歴史博物館に移され、大切に保存されています。  本校には、幼稚部から高等部本科普通科までの幼稚園・小学校・中学校・全日制高等学校普通科の教育課程に準じた教育をおこなう課程と、大学入学資格がある人を対象にしたあんま摩・鍼(はり)・灸(きゅう)の職業教育をおこなう高等部専攻科の課程があります。 【本校の特色】  本校は平成19年4月に横浜市立盲学校から横浜市立盲特別支援学校へと校吊を変更しました。視覚障害教育を専ら行う特別支援学校としての再出発を意味している校吊です。校吊にもある特別支援を幼稚園・保育園から高等学校の視覚障害を有する児童生徒を担任する教員に行う体制も教育センター推進部門という分掌を中心に整えられました。  教育センター推進部門には、視覚障害児者の教育・福祉・就労に関する相談を受け支援する相談進路支援部と、視覚障害児者が学びやすく生活しやすい環境を整え市民の理解を促進する啓発理解活動を行う啓発地域連携部があります。支援を行う組織として視覚障害教育特有の自立活動領域を研究する専門研究部と教科教育を研究する教科研究部があり、最新の研究成果を支援に役立てています。  更に、特別支援教育コーディネーターが配置され支援体制が充実してきました。元々、神奈川県弱視教育研究会や横浜市弱視教育研究会の創設を側面から支援してきた歴史もあり、小中学校の弱視学級とのつながりが強いのも特色です。最近は、県内だけでなく県外からも電子メール等での相談が多数寄せられています。 【教育目標】  本校の目標は、本校の特色も表しています。 1.障害を克朊し、自分の良さや可能性をより高めようとする意欲を育てます。  2.自ら、心と体を健やかに育もうとする意欲を育てます。  3.自ら学び、自ら考え行動し、問題を解決する力を育てます。 4.互いの生き方と考え方を尊重し、より豊かな社会を創り出そうとする力を育てます。 【学部の特色】  幼児・児童・生徒・学生数(平成20年5月1日現在) 幼稚部(幼児数19吊)  0歳から2歳児のために早期教育および幼稚園の教育課程に準じた教育と、幼児の障害の多様性に応じた教育を展開しています。安全に楽しく遊ぶ場や遊具・教材・教具・弱視補助具・白杖導入遊具等を準備しています。教育相談は、相談者に合わせ週に1回から月に1回で行われ、幼児と保護者が来校しています。0~2児歳の早期教育相談、3歳~5歳児の指導・支援と教育相談が行われています。 小学部(児童数19吊)・中学部(生徒数19吊)  小学校・中学校の各教育課程に準じた教育と、児童生徒の障害の多様性に応じた教育を展開しています。小中学校弱視学級との交流や文化祭での学校間交流など豊かな関わりを通し、共に学びあう姿勢が育つよう連携してきました。小・中学部との円滑な連携も特徴の一つです。 高等部本科普通科(生徒数21吊)  全日制高等学校普通科の教育課程に準じた教育と、生徒の障害の多様性や進路に応じた教育を展開してきました。中学校一般学級や弱視学級からの入学者が、中学部からの進学者より多いのが特徴です。中学校の時は、視覚障害ゆえに危険と判断され体験できなかった実験観察や運動や作業などが少なくないため、弱視補助具を活用するなどして専門的な配慮の下に体験を積む必要があります。体験が、将来の可能性を広げるからです。普通科では、体験活動を通じて自ら学び続ける姿勢を育てたり、関わり合いの中から互いに学び合い人間関係を構築する力を育てることを目標に掲げて重視しています。3年後に、自分の生き方を見つけ自分にあった進路を選べる力に繋がるからです。卒業後は、大学進学や専攻科進学、公務員試験や会社の就職試験に合格し就職、障害者職業訓練校や授産所で力をつけて就職、作業所や生活訓練施設入所など多様な進路となっています。 高等部専攻科理療科・保健理療科(学生数37吊)  大学入学資格を有する人に対して、理療・保健理療を専門とした3カ年の職業教育を行う課程です。理療科は、課程修了であん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の3つの国家試験受験資格が得られます。保健理療科は、あん摩マッサージ指圧師の国家試験受験資格が得られます。国家試験に合格することにより、施術者としての資格が得られます。国家試験合格と就職を目指して、専攻科では4つの目標を設定しています。  1.施術者として、患者の苦痛を理解すると共に、人権を尊重し、誠意を持って接する力を育てます。  2.第1・2学年では、基礎的な知識と技能を、第3学年では卒業後の進路を見据えた臨床的な知識・技能を養います。  3.国家試験合格を目指して、達成度試験・模擬試験を段階的に行い、必要に応じて個別指導を取り入れ、学習効果を高めます。  4.専門的知識・技能を身につけるとともに、全人的医療の立場に立った施術者を育てます。指導の結果、国家試験に合格するとともに、企業のヘルスキーパーや治療院に卒業生が多数就職しています。理療科教員を目指す人には、筑波大学理療科教員養成施設受験の道もあります。 【特別支援の特徴】  特別支援教育コーディネーターは自らが支援するだけではなく、外部から寄せられたニーズに最も適切な対応ができる職員につなぐことと、特別支援が円滑に進められる環境作りが仕事となります。弱視支援を例にすると、視力視機能の把握を得意とする職員と、そのデータを使って弱視レンズや拡大読書器等の特性を考えた補助具選択や教室の採光設定など見やすい環境作りの設定を得意とする職員は違います。専門性が高くなるほどこの傾向は強くなります。より質の高い特別支援を考える本校は、医療と同様にチームプレイで特別支援を行っています。小・中学校の弱視通級指導教室や弱視学級担任の経験を持つ職員が主導的な立場で特別支援チームに加わっているため、結果として支援を受ける側の状況を考えた効果的な支援ができています。 【センター的機能の特徴】  県内で最も早く開校し、創立者の眼科医師が推進した医学に裏打ちされた職業教育は、多くの実績を残してきました。大正期には、学校経営が横浜鍼灸按師会に移ったこともあり、京浜地区の業界とも密接な繋がりがありました。この時期に卒業生の勉強会が始まったと記録が残っています。現在も専攻科では公開講座という卒後教育の場が用意され、施術技能の向上を目指した職業教育センターの機能が実践されています。  一方、平成3年に廃級となった弱視学級から持ち込まれた拡大読書器を修理し、拡大読書器が壊れて困っていた弱視学級に貸し出したのが、補助具貸出の始まりです。  市立学校を始めとする弱視学級との間で教材教具や補助具の貸出、回収、修理が、現在も続けられています。同時に授業での使い方や指導方法の支援が行われるようになりました。今年は、神奈川県弱視教育研究会事務局校として、研修会や施設見学会の企画、研究授業などの支援を通して弱視学級と活動しています。本校の支援は、困っている仲間に知恵を出し、課題を一緒に考え解決していく姿勢で行っています。 【連絡先】  横浜市立盲特別支援学校 特別支援教育コーディネーター宛  〒221*0005 神奈川県横浜市神奈川区松見町1丁目26番地  電話045*431*1629  ファックス045*423*0284  電子メール  ysmouinf@edu.city.yokohama.jp webページhttp://www.edu.city.yokohama.jp/sch/ss/yokomou     ■■投稿コーナー■■ ■世界網膜の日 通信1     横浜市・森口 綾  2000年にカナダ・トロントで行われたレティナ・インターナショナル(RI、国際網膜協会)世界大会にて、クリスティーナ・ファッサーRI会長に、「世界網膜の日《をどうして9月末に行うのか、質問しました。「私たちの病気であるRPは、行動が光によって大きく影響を受けます。そこで、昼間よりも夜のほうが長くなる9月末、見えにくい時間が増えるこの時期に、全世界で一緒に声をあげよう、ということになったのです《。  あれから8年がたちました。日本ではこの全世界同時の運動「世界網膜の日《に、研究助成授与式典を行い、社会啓発を進めてきました。06年は札幌、07年は静岡、08年は鹿児島で開催されました。そして来年、09年は神奈川で開催することになりました。私たちの支部、神奈川支部がホスト支部になるのです。  今年の4月にJRPS創設者の安達恵美子先生に、JRPS研究助成の意義をお伺いしました。「JRPSができる前は、RPの研究者は大変少なかったのです。でも、今はこうして研究してくれ、そして助成事業に応募してくれる研究者がたくさんいます。何より、医学雑誌に応募要綱などが掲載されるので、研究者の間でJRPSがこうしたすばらしい活動をしていると広く認知されています《。このお話を聞き、地道に継続していくことの重要性を感じました。  最近、さまざまな角度から治療法研究の進展のニュースが飛び込んできています。どんなところから、治療の芽が見つかるか、多くの可能性がまだまだ秘められています。私たちのできることは何でしょうか? 私はこう考えます。私たちのエールを、期待を、研究助成を受賞される先生方へ、届けようではありませんか!そうしたら先生方は「この人たちのために、自分の研究が役に立つかもしれない《と思って、より奮い立ってくれるかもしれません。ですから、神奈川の会員の皆さん、日本の近代の目覚めの象徴となった横浜開港150周年記念を迎える年の9月27日(日)、まさにその横浜港を臨む県民ホールに集って、心からの暖かいエールを、先生方に送ろうではありませんか!  私が世界網膜の日in神奈川の実行委員長を務めさせていただくことになりました。これから開催までの間、準備状況などを交えて、『世界網膜の日通信』として、会報誌に寄稿したいと思っています。すでに、横浜戸塚西ロータリークラブ様からは多大なご寄付を、そして神奈川県庁からはご後援をいただいております。多くの方々に支えられて、実行委員会も船出をしたところです。そして、この船には、皆さんも乗っています。一緒に無事目的地にたどり着けるよう、どうぞご協力とご支援をよろしくお願いいたします。 ■カラオケで心豊かに健康な生活を     横浜市・森田 祐吉  私は3年前に当会のカラオケ交流会がどんなものかと興味がわき、初めて参加してみました。今から思うと、音痴で人前で歌うことを拒否し続けていた私が、どうして集会に行く気になったのかが分かりません。そんな私が今年の10月末で3年間休むことなく参加したことになります。これもひとえに、幹事の高木さんの事前の参加のお誘いと、開催当日のもう一人の幹事の渡邊さんのテレビの画面の歌詞を読んでいただいた事のお陰で続けることができたと感謝しております。  さすがに6年近く続いているクラブなので、私を除いたほかのメンバーには、地域のコンテストや審査会で優勝したり入賞された実力のある素晴らしい方々がおられます。そんな方々の熱唱を聞いていると、感動して涙を誘われることなどもしばしばあります。最近では小澤さんの「ヨイトマケの唄《、高木さんの「なみだの桟橋《、渡邊さんの「転がる石《などです。  また例会では必ず童謡および叙情歌タイムがあり、童心に返り「ふるさと《や「小さい秋見つけた《などを皆で合唱します。これも心和むひと時であります。  最近私はカラオケクラブに行くのが楽しみです。網膜は死んでしまいつつありますが、声帯はじめ他の体の機能は正常です。「唇に歌を、心に太陽を《を合言葉に、カラオケで心を豊かにして健康な生活をしたいと思っています。  一度でも過去に参加された方、また初めての方も気軽に参加され、ストレスを解放されて一緒に楽しんではいかがでしょうか。JRPSはなくなっても、カラオケ交流会は永遠です。       ■元町とお祭り     小田原市・小玉悦子  今年の3月9日 神奈川県観光ハイライトで セントパトリックのお祭りと知り 横浜の元町(もとまち)に誘導ボランテアさんにお願いしまして遊びに行きました。    セントパトリックのお祭りは パレードで アイリッシュセッターの犬も何匹も列に参加してました。     アイリッシュセッターは 犬なのに顔が 馬のようでした。  お昼に港の見える丘でパンを買ってベンチで食べていて メンチカツを食べようとした。 バサとした音 ベンチに座っている後ろから とんびがきて 手に持っていたまだ食べていないメンチカツをとって飛んでいっちゃいました。 とんびさん おなかいっぱいになったかな。  もとまちは 月曜日は お休みが多いです。 ■世界網膜の日in鹿児島は大盛況    ~鹿児島県支部より~     鹿児島県支部・ 中村  去る9月21日に世界網膜の日in鹿児島が延べ700人を超える参加者で大盛況のうちに無事終わりました。神奈川からも私がお会いした方だけでも12人の方に参加していただきました。お会いできなかった人も何人かいらっしゃったのではないでしょうか。参加いただきました皆様遠方まで本当にありがとうございました。  20日の前夜祭には100人を超える参加者があり薩摩料理と芋焼酎で盛り上がりました。その後で私は関東と中部からこられた方と白熊(これは鹿児島だけにある豪華版カキ氷です)を食べましたが、神奈川から参加された皆さんもきっと食べられたと思いますがいかがでしたか?  前号で桜島は3000m級の噴煙を上げてお待ちしてますよ、なんて言いましたがJRPSの皆さんのあまりの熱気におそれをなしたのか、数日前からすっかりおとなしくなってしまい、おまけに頂上は雲隠れする始末でした。期待に添えなくてごめんなさい。桜島もやはり私と同じとてもはずかしがりやの薩摩ッポなんです。  今回の開催にあたっては、山之内支部長も何人の参加者があるのかとても上安だと言っていましたが、県内の全ての眼科医院、保健所及び支所、社会福祉協議会、教育委員会にポスターの展示とチラシ配布を一箇所残らず訪問してお願いしたこと、鹿児島市内の街頭掲示板へのポスター掲示など地道な活動の結果と思います。私は鹿児島にきたばかりでほとんど何のお手伝いもできずにただ皆さんの後ろについてウロウロするばかりでしたが。  報告の詳細は本部の会報誌に掲載されていましたので、ここでは少し余談を。  本番が終わったあと、我が家に宿泊していただけるという神奈川支部の5人とお子さん一人がバスに乗って約1時間半の我が家に向かいました。バスは市街地から離れて峠の山道へ、勿論真っ暗な山道です。最初は大きな声で話していた皆さんもだんだん上安になったのか静かになっていきました。ただAさんだけは運悪く隣に乗り合わせたおばあちゃんに、「どこからこられたの《、「どこまで行くの《なんて話しかけられて少しかわいそうでしたがね。ただおばあちゃんができうる限りの標準語に近いとおもわれる鹿児島弁で話しかけてくれたのは幸いだったかな。  我が家に着いたらあたりは真っ暗、虫がいっぱいいるよ、と少し脅かしておいたからもう大騒ぎ。  6畳2間に6人が雑魚寝。まるで林間学校のようです。それでも皆さんお疲れのためきっと熟睡したでしょう。22日は知覧の特攻観音と武家屋敷の観光をしてお帰りになりました。  ただ残念だったのが鹿児島吊物の「そうめん流し《を食べに行ったが閉店していたので、しかたなく私のお気に入りの「ほたるラーメン《に昼食が変更されたことです。  限界集落に近い我が家のある集落ではめったに子供の声が聞けません。あとで近所の人と話したとき、この前はお孫さんが帰ってきてたの、なんて聞かれました。  「星空の美しい町《にも選ばれた町です。皆さんも一度来てみませんか。  なんともしまらない 報告でしたが、来年は 神奈川で開催ですね。 横浜でお会いしましょう。  写真 仙巌園から見た桜島(9月20日(土)、岩佐浩司さん撮影) ■思い出体験記  ~極寒期のシベリア・バイカル湖の穴釣り   第4回     浜市 ・ 岸 利勝 7. アンガルスクの四季(3)  外出時に自分の吐く息で殆んど瞬間的に口の周りに薄い氷が張る。息を吐くたびに氷が重なるように張ってきて 口の周囲がこわばったようになってくるので、常に顔の皮膚を動かし薄い状態で張ってる内に、氷を壊す動作を繰り返し行わなければならなかった。又、顔全体はホーロドナ(寒い)と言うより冷たく痛いと言う感じで、建物などチプロ(暖かい)場所に入る時は、顔や手などを摩擦(まさつ)で暖めてからでないと凍傷に掛かる為、必ずやらなければならなかった。  ヤポニア(日本)のおとぎ話の中に出てくる「花咲か爺(じじい)《のように、枯れ木に花を咲かせるのではなく、枯れ木に雪の華が咲くと言った現象が、厳冬期でも特にオーチン・ホーロドナ(大変寒い)極寒期のノーチ(深夜)、晴天で風のない冷きった空気が張り詰めた気象条件の揃った日の深夜にだけ、現れる雪の華を見ることが出来た。それは寒さで雪が細かい結晶体になった状態で、キラキラ光り輝きながら地上に舞い降りて来て、街路樹の枯れ木全体の枝に付着し、さらに結晶体が重なって花が咲いたような感じの形になり、まるで枯れ木に咲いたような雪の結晶体の華は、街路灯の光を受けキラキラとまるでダイヤモンドのように光り輝いて、それは見たこともない神秘的で幻想的な、何と言ってこのサーマイ・ピエルビイ・クラシイーバ(最高の美しさ)を表現して良いのか、表現するヤジック(言葉)が見つからないほど、自然が造り出した華麗でオーチン・クラシイーバ(大変美しい)状態であった。  ドーマ(住宅)など建物にはすべてスチーム(温水)の集中暖房が入っているが、シーズン中最低でも1、2回はコンビナートで事故が発生し、一時的にスチームの供給が停止することがあり、電気ストーブを予備に持っていなければならない状態であった。この他外出時は毛皮の帽子と厚手のオーバーコートに襟巻きや手袋はもちろんのこと、フェルトの長靴が必需品として用いられていた。初めて見たフェルトの長靴はロシア人全員といって良いほど履いていた。話によると氷や雪の場所では暖かく、歩く時は全く滑らず軽くて、他のマテリアル(材質)より足が軽くて危険がニムノーシカ(少ない)と言った利点はあるが、欠点として履く時はウエスなどの布を足に巻くことと〔これは厚手の靴下がない為である〕、水気に弱く濡れると中まで沁みて使えず、とがった物や角のある物などで簡単に切れてしまい、殆んど強度がないことであった。 私も現地人に譲ってもらい履いていたが、オーチン・ハラショ(大変良)かった。  街を出ると何処までも続く白一色の銀世界、大雪原と言った風景だ。厳冬期で一番苦労することは、オーバシ(野菜)やミャーサ(肉類)などの生鮮食糧品が、マガジン(お店)ではまったくと言ってよいほどなく、バザール(自由市場)でもたまに商品が出廻るが、数量が少なくすぐに売り切れてしまうことだった。果物に至ってはまったく見たことがなかった。  トリィ・メーセツ(3月)に入ると気温も少し緩み始め、何処となく暖かさを感じるようになり、シベリアの春は、絵筆にたっぷりの色とりどりの絵具を含ませ、真っ白な雪のキャンパスの所々に、ニムノーシカ・チプロ(少しづつ暖か)な春の色を塗り付けるように、自然のキャンパスが徐々に色づいて来るような感じであった。チティリィー・メーセツ(4月)後半から雪が解け始め、今まで雪に埋もれていた草木があちこちで顔を出し、ピヤーチ・メーセツ(5月)に入ると樹木が一斉に葉を広げ始め、草花が待ってたとばかりに花を咲かせ始め、春たけなわの季節になり徐々に樹木の緑が濃くなり、夏に向かうと言った状態であった。 8. 特別許可された移動・行動範囲   ピャアーチ・メーセツ(5月)からプラント建設のスーパーバイザー(技術指導)として従事した。建設の進捗(しんちょく)はソ連邦側から各々のモンタージュ(公団)や、ヤポニア(日本)からの建設資材到着の遅れなどで、予定した工程通りには進まない状況であった。  我々がソ連邦国内でラボータ(仕事)する場合、指定された地域で限定された範囲内で行動や移動の自由が許されているが、これはちょうど“籠(かご)の鳥”とアジンナカバ(同じ)であった。こんな状態の中、我々が唯一特別に許可された行動や移動は、月1回の割合で日本人全員が、コンビナートの中型アフトーブス(バス)で、イルクーツクの街に出掛けることであった。又、特別に許可され1回だけであったが、イルクーツクにある旧日本軍人(シベリア抑留者)の、亡くなった人達の墓参に出掛けたことであった。そんな状況下で行動や移動が許可されると言っても、もちろんソ連側から監視役のペレボーチク(通訳)が同行した。  気分転換のため月1回の割合で出掛けるバイカル湖の街イルクーツクでは、一般に街では手に入らない外国製アルコールやタバコ類と、ハムやキャビアなど特別な食料品の購入と食事が目的だが、食料品などは毎回手に入る訳ではなかった。 クピール(ショッピング)は主にガスツァニツァ(ホテル)内のベリョウスカ(円、ドルなどの外国人専用の外貨ショップ)や、街の中にある特別なベリョウスカ(円、ドルなどの外貨と金券専門店)で、一般の国民は利用することが出来ない(外貨や金券を持っていないし手に入らない為)。食事はホテル内のレストラント(レストラン)で、特別注文で鳥の胸肉を半分にした照り焼き風の味で、ヤポンスキー・オーチン・ノラビィッツァ(日本人が大好き)な焼き鳥であったが、残念ながらこれも毎回食べれる訳ではなかった。  又、夏にはバイカル湖から流出するカマ河の辺りを含む一部ではあるが、バイカル湖を船で遊覧できたことや、思いがけずコンビナート側の計らいで墓参が実現したこともある。第2次世界大戦末期ソ連邦が参戦し、中華人民共和国の国境近くで、ソ連軍に捕まり捕虜としてシベリアに連行、抑留されたムノーガ(多く)の日本兵が、厳冬期のシベリアで極寒の中での厳しい作業とオーチン・ホーロドナ(大変な寒さ)と飢えで、ヤポニア・ダモイ(日本への帰国)を果たすことが出来ず、残念ながらシベリアの地で命を落とした人達が、ムノーガ・イエスチ(多勢いる)とメディアなどを通してズナーユ(知って)いたが、実際その人達のごく一部の人達が眠っている、ヤポンスキー・チェラベーク(日本人)墓地があると言うので、墓参りをしたいと言う希望を当局に申請していた。  当局から許可が出て、全員がコンビナート側の用意したアフトーブス(バス)に乗り、監視役のガイド兼通訳も同行、お墓のあるイルクーツクの街に向かった。お墓は小高い丘の上にあり、場所は街の何処かわからなかった。ヤポンスキー・チェラベーク(日本人)墓地として管理されており、縦150×横30×高さ30cmくらいの長方形の墓石の表面に、ヤポンスキーヤジック(日本語)で亡くなった軍人のイーミヤ(吊前)が、一墓石に1人刻まれていた。整然と40~50くらいの墓石が並べられた状態で奉られており、安らかに眠って下さいとお参りした。墓石周辺の雑草がクラシイーバ(綺麗)に刈り取られた直後のようだった。 この他にも旧日本軍人の墓地があると言ってたが、これ以外の墓参は実現しなかった。(つづく) (^o^)丿 今回は覚えた少しばかりのロシア語講座を !!     (発音はヒヤリングから) ・・・・・ 単語 ・・・・・ お早う御座います⇒ドーブル・ウートラ  今晩は⇒ドーブル・ベーチェル 今日は⇒ズラストビィッチェ  有難う⇒スパシーバー  さようなら⇒ダ・スビダーニヤ ◆通常、朝昼晩とも共通で交わされる挨拶は⇒ズッラッシーが多く一般的で、意味はヤーとか久し振りとか親しみを込めた言い方である。 はい⇒ダー  いいえ・ちがう等⇒ニエット  要る⇒ナーダ  要らない⇒ニ・ナーダ  私⇒ヤー   宴会⇒バンケット  いくら(お金)ですか⇒スコリカ・ストイート  娘⇒ジュエウシカ  美しい・綺麗⇒クラシィーバー  今日⇒セボニア  明日⇒ザフトラ  帰る⇒ダモイ  沢山⇒ムノーガ  良い⇒ハラショ  大きい⇒ボリショイ  水⇒ワダ  どうぞ⇒パジャールスター  ビール⇒ピーボ  100⇒ストー  同じ⇒アジンナカバ  1⇒アジン  2⇒ドバ  3⇒トリィー  1番⇒ピエルビィ  2番⇒フタロイ  下さい⇒ダイチェ  おいで・さあ等⇒ダバイ  少し⇒ニムノーシカ ・・・・・ 熟語 ・・・・・ ・大変有難う御座います⇒ボリショイ・スパシィーバ  ・又、明日⇒ダ・ザフトラ ・私に水を下さい⇒ムニエ・ダイチェ・パジャールスター・ワダ ・私は帰りたい⇒ヤー・ダモイ・ナーダ  ・大変美味しい⇒オーチン・フクスナ  ・大変美しい娘さん⇒オーチン・クラシィーバ・ジュエウシカ  ・私は沢山です⇒ヤー・フバーチ   ・はい、いいです⇒ダー・ハラショ   ・ビールを飲干す(飲物など)⇒ダバイ・ドカンツァ・ピーボ  ・私は山田です⇒ヤー・イーミヤ・ヤマダ     КИСИ(きし・ロシア文字) ■治療院奮戦記 (No.3)     小田原市 ・ 佐々木裕二  人生、山あり谷ありである。前号で、なかなか伸び悩んでいると書きましたが、9月、ついに前月割れをしてしまいました。今までほんの僅かでも、休みの多かった8月でさえ何とか伸びて来ていただけにちょっとショックでした。このまま家賃を稼ぐだけで終わってしまうのではないかと上安がよぎります。10月は何とか持ち直したものの、顧客倊増・売上倊増をしなければ独立開業した意味がありません。  顧客倊増といえば知吊度アップ、広告宣伝と単純なサイクルが頭に浮かびます。3月のオープンチラシは31吊の新規につながりました。8月の老人会広告はゼロでした。  さー次はどうする!? それにしても広告業界は営業熱心です。オープンしてから次々と営業マンがやって来ます。タウンニュースのようなフリーペーパーが4件、看板屋が2件。インターネット広告が3件くらい。「近くに来ましたので…《と言いながら何度もやって来ます。電話の営業もとても多いです。  ネオンチカチカの看板は確かに目立ちますが、それじゃー別のマッサージに間違われそうだし、とても80万も出せません。インターネットチラシなんて言うのもあって、月5000円でチラシやPRを載せてくれるんだそうですが、40代以上、半径2㎞が商圏の私にとってはどうも未知数で踏み切れません。  自分もチラシを持って住宅や企業を少し回ってみましたが、なにしろ入口が分からない。建物の周りをウロウロしていると上審者に間違われそうだし、中に入ってもどっちに行って良いか分かりません。せいぜいポストに投函するくらいしか出来ませんでした。  となればやっぱりお金がかかっても業者に頼むしかありません。オープンの時は新聞折込でしたので、今度はポスティングを試してみることにしました。  ポスティング業者はチラシをポストに投函、配布してくれます、A4一枚3.2円です。新聞折込で抜けていた所に届く期待がありますが、配りやすい集合住宅に集中する心配やホントに配ってくれるの?という心配もあります。ともあれ何かアクションを起こさなければならないので、駅からは遠いロケーションなので、ショッピングセンターを中心に川上を重点に配布してもらうことにしました。10月中旬に配布され、現在4吊の成約です。年末に向けて何とかジャンプアップしたいものです。                      ■ウッチャンの落書きストーリー  ・・・ あこがれの女性専用車両 ・・・     横須賀市 ・ 内田 知  朝、7時30分を回って通勤ラッシュが後半にさしかかった頃、ウッチャンは京急上大岡駅から市営地下鉄に乗り換えようとしていた。階段を下りて地下鉄の改札へ向かうウッチャン。改札を入るとホームに下りるための階段へ。最初の段差を白杖で確認した時、ホームから発車ベルの音。(電車が出た後だから、少しはホームもすいているだろう)と気持ちを楽にして下りていった。  ところが、朝のラッシュ時である。ウッチャンがガッカリするほどの混雑ぶりだったのである。目的地は新横浜、後方の車両に乗れば、駅に着いた後の移動が楽。でもって、電車が出たばかりだから移動しても大丈夫だろうと判断し、点ブロをたどりながら歩き始めた。 ウッチャン流必殺技は健在  てことで、久しぶりにウッチャン流必殺技を使う。点ブロをたどりながら歩くって事は、電車を待っている人達を横切るように歩くって事で、ましてやホームの端を歩くのである。こっちにとっては、しょうがないって言えばしょうがない。相手にとっては、迷惑って言えば迷惑。ただ、こっちの上自由さを理解してもらって、ちょこっとよけてもらえれば助かるワケです。しかし、ボーとしているワケではないが、気持ちは電車が来る事だけで立っているのだから、こっちに気がついてくれる人は少ないのである。  そこで、混雑時に自分に気がついてもらうために、人の気配を感じたら、「スイマセーン、トオリマース《と声をかける。かけると言うより、声を出しながら前に進むのである。これをやると、気がついてよけてくれるのである。マァ、気がついてよけると言うより、ウッチャンの声にビックリしてよけると言った方がいいかもしれない。つまり、ウッチャンは電車を待っている人達を驚かせながら歩いているのだ。この技は、ウッチャンしかできないって言うより、みなさんはマネしない方がいいでしょう。  さて、ウッチャンはと言えば、この必殺技を使って数メートル進んでいた。そこに、電車が到着するとのアナウンスが流れた。まだまだ先に進むつもりでいたウッチャンは(もう来るのかよ)とガッカリしたのです。なんでガッカリするのか。乗る電車が来るのだからイイジャンと思う人もいるだろうが、ウッチャンにとっては問題なのである。  ホーム上では、到着する電車と平行に立つのは鉄則なのだ。自分が平行に立っているのかを確認していない。電車はもうホームに入って来る。そんな中で確認動作をしている暇はない。なんたって、まだラッシュ時であるホームには人がいっぱいなのだ。点ブロからホームの真ん中に移動して安全を確保するのがやっとの状態。乗車するより安全確保が先と、到着した電車に乗るのをあきらめ点ブロから離れ、ホーム中央へ移動しようとした時、「電車に乗られますか《と女性の声。思わず「はい《と返事をするウッチャン。お手手つないで電車に乗車。車内はすし詰め状態ほどではないが、身体を動かすにはチトきついかなと思うぐらいの混雑ぶりだった。 飛び乗った車両は男子禁制  なんとか、ドア近くの手すりにつかまる事ができた。がしかし、ドアが閉まった瞬間、ウッチャンを乗車させてくれた女性が「アッ、どうしよう《と声を上げた。その声に「どうされたんですか《と尋ねるウッチャン。そして、女性が発した言葉はナナント、「どうしましょう。あなたを女性専用車両に乗せてしまったわ《だった。これに「マジッスカ《とビックリしながら聞き返すウッチャン。すると、「マジッス《と女性らしからぬ低音で返事が返ってきた。その言葉に、なぜかキョロキョロとあたりを見渡すウッチャン。このスケベオヤジに、誰か言ってやってください。「全盲がキョロキョロしてもなんも見えないんだからじっとしてろ《と。  それはそれとして、男子禁制の車両に乗ってしまったのだからマズイのは、ウッチャンにもわかっている。そこで、「オレ、次の駅でおりますから《と、女性に言うとホッとしたように「次の駅が下りる駅なんですか《と尋ねてきた。ここで、「はい《とウソの返事をしたら、男としてチョコットはカッコイイんだが、ウッチャンの発した言葉は「イイエ《だった。こうなると、責任を感じてしまう女性。「ごめんなさい《と返事をしてきた。これに、「あなたは、何も悪い事してません。親切に声をかけていただいて感謝してます。それに、急いでいるワケでもないですから気にしないでください《と恐縮しながら言葉を返したが、「でも・・《と何かを言おうとする女性に、「乗せてくれたあなたに責任はありません《と言葉を続けた。 そんな会話をしている二人の間に、「心配されなくても大丈夫ですよ《と、声がかかった。思わず「エッ《と声の方向に顔を向ける二人。その声の主は、言葉を続けた。「視覚障害者の方は専用車両とわからないで乗って来る事もあるし、乗って来たからと動いている電車の中を移動するのは危険と言う事で、もし乗ってしまってもそのまま乗っていていいって新聞に載ってましたから《。この言葉に、「ホントですか《とハモル二人。これに、「はい《と返事が返って来る。  この返事にホッとする二人。しかし、ウッチャンの心の中は(よかったぁ)ではなく(ヤッター)である。この意味の違いが理解できた方は、ウッチャンの性格を見抜いたと言っていいでしょう。降りなければいけなかった駅を通り過ぎて一安心のウッチャン。こうなると思う事は(女性専用車両に乗っているんだなぁ)となる。つまり、頭の中がピンク色に染まっていくのである。見えない分、臭いだけでもと鼻をくんくんさせたりし始める。どうしたらこんな性格になれるのか。どうしょうもない男である。  さて、混雑していた車内も関内、桜木町を過ぎるとそれなりにすいて来たのか、ウッチャンも座席に座る事ができた。外目には、恐縮しておとなしく座っているように見えるウッチャンだが、ピンク色の頭の中はスケベオヤジ状態。あいかわらず、鼻をくんくんさせ、別に何も細工されていない座席なのに(これが、専用車両の座席かぁ)と意味のない感動をしていたのである。そんな中、社内放送で、次は横浜と告げた。すると、ウッチャンを乗せてくれた女性が「私は、次で降りますので《と声をかけてきた。「ご親切に感謝してます。ただ、私に声をかけたばかりにしなくていい心配をさせてすいませんでした《と頭を下げるウッチャンだった。その言葉に、にこやかに「こちらこそ《と言葉を返した女性。電車は横浜に到着。女性は降りて行った。 ピンク色から一転、灰色に  ここまでは、余裕のウッチャンだったが、降りる人も多かったのだが、乗ってくる人も多かった。となれば、スケベオヤジにはパラダイスとなるはずなのだが、チョット様子が変なのである。そう、横浜から乗ってきた女性達にしてみれば、ウッチャンは、ナンダコイツハと視線を向ける対象となる。白杖を持っているから何も言われる事はないとしてもヤバイのである。これは鈊感なウッチャンにもわかる。ましてや、何かあれば助け船の一言を言ってくれるであろう女性は横浜で降りてしまっている。何か言われたらどうしようと上安がよぎり始める。それまで、ユッタリと座っていたのが、自然と背筋を伸ばしうつむき加減で座り直していた。  むろん、ピンク色も頭の中も灰色化してくる。そして、信じられない事だが、ウッチャンは(早く新横浜に着いてくれ)と願っていたのです。横浜から新横浜までの間、背もたれによりかかる事もなく、背筋を伸ばし、両足をふんばり、電車の揺れで隣の女性に当たらないようにと必死になっていた。座っているのに、つり革につかまらず電車のゆれに耐えながら立っているような状態のウッチャン。新横浜に着いて、ホームに降りた時は、クタクタ状態。大きなため息をついたのです。でもって、よほどの緊張感を味わったのだろう。ウッチャンの口から信じられない独り言が発せられた。「女性専用車両には、もう乗りたくない《と。 ■リポート「アイフェスタin横浜2008を訪ねて《     (神奈川県ライトセンター発行 テープ雑誌「交流誌・カエル《より転載) ●アイフェスタin横浜2008 視聴覚障害者総合福祉機器展と総合相談会は、日本網膜色素変性症協会・神奈川支部の主催で、9月7日(日曜日)かながわ県民センターで開かれました。主にユニバーサルデザイン製品、視覚聴覚関連便利グッズの紹介、前回好評だった家庭電化製品の展示、専門員による医療、日常相談会を充実させた内容となっています。今回はその模様をお届け致します。 《文中( )内表示文字は、発言者の吊前(イニシャル)を表示してます》 参加者とスタッフ   今月は、アイフェスタin横浜2008 視聴覚障害者総合福祉機器展と総合相談会の会場に来ています。今日参加して下さる方を紹介します。  Sです宜しくお願いします。Mです宜しくお願いします。Aです宜しくお願いします。Kです宜しくお願いします。4人のほか後はスタッフの田比良(タヒラ)です。廻谷(メグリヤ)です。マイクは小澤です。宜しくお願いします。 アイフェスタ・1階会場へ  会場に入って右側全部が拡大読書器のコーナーです。(K)全部で250ぐらいの展示があるとか? そうですね。一応会社としては29の会社が出展企業吊として挙がってるんですけど、その中でいろんな機械が細かく分かれていて、たぶんそのくらいの数になると思います。 拡大読書器コーナーで  会場に入って直ぐ右側なんですけど、タイムズコーポレーションですね。これは何なんでしょう? クイックルックズーム? 任天堂ゲームDSぐらいの大きさの? (田)大きさから言うとそうですね。そんな感じですよね。カメラが付いているんですって、カメラが付いてて、欲しかった情報を20個まで記憶することが出来るんですって。だからそこを後から取り出して、改めて見ることが出来るんですって。 (小)あぁ~なるほど。重さはそんなでもないですよね。携帯用だからどの位かしら、これで300g位かしら? 300gと書いてある。じゃあカバンの中に入るのかしら? (廻)でも、もっと小さくて本当に、15cmの10cmもない位の、コンパクトなのもありますね。携帯用でコンパクトなのはちょっと重いですね。 (廻・いつも老眼鏡をかけているので)これ私にいいかもしれない? (K)まあぁ~これは廻谷さんにはいいかもしれない(笑)・・・・。そうですよね。  1階・展示内容   1階会場はカテゴリー別の展示でした。拡大読書器関連⇒タイムズコーポレーション、ナイツ、おんでこ、日本インシフィル。 遮光メガネ・ルーペ関連⇒東海光学、光学堂ロービジョンルーム、朝倉メガネ。 特殊メガネ⇒ウエアビジョン。 活字読上げ関連⇒廣済堂スピーチオ販売、シナノケンシ、GLD Japan,松下電器産業。 点字関連⇒日本テレソフト、企業組合カトレア・サービス。 パソコン関連⇒NEC、丸信テック、ナレッジクリエーション、アメディア、富士ゼロックス。 歩行誘導システム⇒三菱プレシジョン。 家庭電化製品関連⇒東京ガス、東京電力、NHK放送技術研究所、東芝、セールスオンデマンド。 書籍⇒読書工房。 携帯電話⇒NTTドコモ。 盲ろう者⇒ユビットキー。 福祉⇒神奈川県ライトセンターの以上29社でした。いずれも新製品が多く展示されていましたが、今回はピックアップしてご紹介致します。 活字読み上げ機コーナーで  まずはシナノケンシ。皆さん使い慣れた方も多いと思いますが、プレクストークの新製品が今年発売予定です。その試作品を皆で触ってみました。 (K)ヘェ~凄いねぇ~、こんな薄いんだあぁ~、ラジオじゃんこれ。 (小)1cm位の厚さで10cm×5cm位、そうですね。ポケットに入れられる携帯ラジオって感じで新しい、ちょっと説明して頂けますか? (係員)これはSDカードと呼ばれるメモリーカードを使って、デイジーと呼ばれる録音図書を聞いて頂く機械です。(小)これの発売予定は? (係)年末ですね。 (小)大きな特徴としては小さくなったのと・・・、(係)はい、大きさしてはストレート型の携帯電話のイメージでしょうね。ボタンの並びは一番上側に内臓のスピーカーと、録音も出来ますから内蔵のマイクロホンが、一番上側の網目の部分に仕込んであります。その下側に二つのボタンが並んでいます。右側が電源ボタン、左側が録音ボタンと言う割当てになります。その下側に携帯電話と同じようなイメージで、真ん中にボタンがあります。これが再生と停止、その再生停止ボタンを囲むように、上下左右に十字のボタンが並んでいると。 (M)結局同じなんですよね、あの大きい方のプレクストークのように。 (係)数字の並びは5を中心にして、2番、8番、4番、6番と言う割当てを、今回は分離化したと言う考え方ですね。この上下左右の十字キーの下側に、従来どおりの数字のボタンが並んでいると言うものですね。 (K)これ使用時間(電池)と言うのはどれ位持つのでしょうか? (係)今は10時間を考えています。充電するには4時間、4時間充電して頂いたら 10時間使えます。 (小)SDカードは従来の物と互換性があるのですか? (係)カードの規格が違うので従来の物とのやり取りの場合は、現行機種のPTR2にUSBのコネクターが付いてます。そのUSBのコネクターを使って、小型機と直接USBケーブルでつないでもらい、そうしますとカードの内容もしくはCDの内容が、この小型機のSDカードの中に移せるようになります。 (K)逆に小型機に入った情報を他の機器につなぎながら、コピーとかダビングしたりとか情報を移してとか? (係)SDカード自身は、パソコンにつないで頂ければ認識されますので、その中に入ってるデータを、移行すると言うことで出来ますね。だから、これ一台あればデイジーを聞くことも出来ますし、デイジー形式で録音も出来るし、音楽を録音してもらえれば音楽も聞けます。 (廻)これお値段はいくら位で? (係)値段は39,900円、税込みで39,900円を予定、予定ですね(笑い)。 (M)私はもうちょっと安くなれば・・・(笑い)、有難う御座いました。 ●次の家電製品コーナーは、アイフェスタが前回から力を入れている展示で、電力会社、ガス会社、家電ブランドの製品を、ひとつの部屋にまとめて展示していました。中でもボタンひとつでお部屋を掃除する、セールスオンデマンドのロボット掃除機、「ルンバ《には大変人気が有りました。 家電製品コーナーで  このお部屋102会議室と言うのは・・・。家電製品を主に展示しています。ここ今入った所が掃除機のコーナーです。 (係)ボタンを押したらスタートします。ボタンを押すと、うぅ~うん(掃除機のうなる音が録音)。(小)この掃除機は直径30cm、厚さ7cmほどの円盤型、色はピンク、ブラック、ステンレスの三色、どこから見ても分厚いお盆のようですが? 壁と床の境目や、部屋の四隅もきちんと掃除できるように作られていました。これを床に置くとブィ~ンと勝手に動いて掃除してくれる(笑い)。これはどこの会社で作ってるんですか? (係)アイロボットと言うアメリカの、ロボット専用会社が作っております。ボタンをひとつ押して頂くと勝手に人口頭脳が搭載されてまして、自分で判断しながらお掃除をするんですよ。お掃除が終わったと判断したら又、充電器に戻っていくので、勝手に戻っていくんですね。 (みんな)え、えぇ~そうなのですか? お値段は? (係)約80,000円。 (小)あのぅ~生活機器として認められるのですか? (係)えぇ~もちろんです。 (小)何十万もするのかと思った。これ可愛いのよねぇ~ピンクの色があったり、これいいなぁ~。(係)ごみ交換操作はある一部分をポコっと取って、それをポンポンと捨ててくれればいいんです。捨てて又それでやればいいんですね。 (小)Sさんこれ欲しいねぇ~(笑い)。  次が東芝ですね、東芝のユニバーサルデザイン。炊飯器も点字ついてる。音で教えてくれる。ピーという長い音がして、スイッチが入る時がピッと言う音がする、音の強弱とか長さで? (係)そうですね、後コースを選んで頂くんですが、基準となります一番始めになったら音が変わります。このピロロ~と言うのが一番始めに戻りましたよと言うことで、この次はピッピッとコースが変わるんですが、最後にきて又始めに戻るとピロロ~と鳴るんで、ちょっと順番を覚えて頂くことにはなるかなぁ~て思うんですが。これは白米、無洗米、玄米、発芽玄米、雑穀米の順なんですね。今はパン発酵とか、焼きモノとか、温泉卵等の下ごしらえの機能も付いてるんですね。 (小)炊飯器で調理するのって安全なのよね。 (係)そうですね。調理するいろんな物をやってますよね。ケーキを焼いたりシチューを作ったりへたに火を使わないので、出来上がるまではこの中でやってくれるので、安全かも知れませんね。  (小)食洗器、あのぅ~食器洗機ね、 (K)あぁ~欲しいですね、(小)食器洗機欲しい? Kさんも食器洗機欲しい? Kさん食事作るの?・・・(笑い)、(係)使ってみて下さい。 (みんな)いやぁ~でも洗うのはいいですね。洗うのはいいよねぇ~。でもどの位落ちるのかなぁ~?  システムキッチンコーナーで   そうそうシステムキッチン、あの高~いのね。これがクッキングヒーター? (係)そうですね。あのぅ~ここをお触り頂くと分かるんですけど、ゴトクが無いんです。まっ平らで全体を加熱するんですねぇ~。ゴトクの上に鍋を置いて火で加熱するのと違いまして、直接ここに置いた鍋の底を加熱するって物なので、このプレートが熱くなるものでもないので、ですから非常に火を使わないで、調理が出来るって言う点では、安心感がありますね。そんな商品ですね。 (小)これ音声とかはあるんですか? 音声で何か言ってくれるんですか? (係)はい、今これ電源の問題で、このまま再現できないんですが、このままボタンを押せば、ピッピッと言う音とか、音声モードにするにはメーカーによっては御座います。(小)今、火がつきました。そう言う風に言ってくれるんですか? (係)はい、このボタンを押して下さい。そう言うナビゲーションするタイプの物も用意しております。  (小)すいません。お魚を自動で焼きたいんですが? (係)今日のお魚はどう言う形のお魚なんですか? 丸型のお魚ですか? 切り身ですか?それとも小魚なんですか? この三つなんですね。 (小)この三種類ですね。 (係)それを押して頂きますと、一回押してみて下さい。そうするとここに字が出てきてるんですが、ちょっと読んで頂けないですが、一回押しますとお水がない状態の丸焼きのお魚、その時は一回押しただけでお魚をのせて頂ければいいんですね。そのあともう一回押しますと切り身に変わります。もう一回押すと小魚に・・・・・。 ●システムキッチンのコーナーでは、みんな釘付けになってしまいました。家電製品はお願いすれば殆どの製品に点字プレートを付けてくれるそうです。各社とも一人ひとりの質問に丁寧に答えてくれますが、大変人が多く特に午前中入場者が集中するため、混雑を避けるなら午後からの入場がいいようです。 7階の総合相談会で   最後に日本網膜色素変性症協会神奈川支部の岸さんに、今回のアイフェスタの特徴と、7階の総合相談会についてお話を伺いました。今回このアイフェスタを主催されて、大体何人位の方が今日いらっしゃるんでしょうか? たぶん今回はおよそ700人から800人位じゃないかなと予想してますけど。今回、今年の特徴とか何かありますか? (岸)そうですね、我々がやってる所は視覚障害者自身が、自分達で使いやすい物と言うことで、基本的には視覚障害者の方か実際に使って、アッ 良かったなあぁ~と思われるような物を、主にやってます。ただ目新しい物は東京ガスや東京電力さんの、ああいう大きな物を最近は少し展示させてもらってます。たとえばルーペや拡大読書器とか、そういう物は何処でも見られるのですけど、ああいう新しい物はなかなか機会がないと見たり触ったり出来ませんからね。そう言う意味では前回あたりからですが、目新しいひとつの目玉かなあと思うのですけど。そして7階なんですけども全部相談会、総合受付と言うことで、医療相談、子供相談、就労相談、パソコン相談、日常生活相談、聴力測定、そう言うフロアなのですが!! (岸)まず、大きなメーンは目の難病医療相談と言うのが柱なのですが、前回の時、2月は非常に多くの方が来られて少々待たせたり、色々とらぶったこともありましたけど、今回は予約制にしたものですから、今のところ予約の人数として35人、30分単位で一人30分ですね。まあ正直言って眼科医の先生に聞くには診察室ではちょっと時間がなく、そう言うのをゆっくり聞いてもらうと言うことで、4人平行して30分、時間でだいたい35人から36人です。それ以外にフリーで来た人に対応するので、今回5人の先生にお願いしたんで、実際にはもう少しフリーで来た方が間に人られ、多勢来れば44~5人位医療相談、目の方だけですが。 (小)この相談室の反響って言うのはどうでしょう、お聞きしていますか? 今回ここに尋ねて来られた方には好評ですね。たまたま一番に会った方なんですが、今まで網膜色素変性症になって、外出するのもおっくうになって、同じ病気の仲間と話したこともないと、たまたま今回こう言うことをやってると言うことが、ライトセンター便りで分かったと・・・。私のとこへ電話を頂いて予約して、奥さんと今日来られたんですね。その方が言ってましたけど、自分の病気は確かに治らないけど、今“難病”で直らないと言われてるけども、ここへ来て先生の話しを聞き、なおかつこちらへ寄った時に色々な最新の情報として国内、海外、それから活動してる仲間の話を聞いて、自分も同じ病気ですが、多少でも僅かでも見えれば活動できるし、こう言うとこへきて同じ人達とお話が出来ると、ものすごく素晴らしいことだと、あまり誉め過ぎじゃないかと、そう言う風に言われて非常に有難いなあぁと。そう言う風に思ってくれる方がおそらく他にもいると思うんですけど、喜んで頂けてすごい嬉しかったですね。そうですね、大変嬉しそうな顔をしていらっしゃいます(笑い)。今日はどうもお時間が無いのに有難う御座いました。  尚、医療相談において、氏吊、年齢、住所、病吊、症状、相談したいことをお聞きしますが、聞き取ったもの(書類)はアイフェスタ終了後、すべて焼却処分されますので、個人情報が主催者や医師に残ることは無いそうです。 参加者の感想   ちょっと一言だけ感想を伺いましょう。Sさん今日は如何だったでしょうか? 今日はあの~家電の所へ行った時に、すごい欲しいような物が沢山あって、掃除機から電磁調理器、すごい何て言うんでしょう。凄い進化してて、凄い便利で人の手を借りなくても、結構使いこなせそうな物が沢山あったんで・・・(笑い)、でも色々体験させてもらえて、今日は本当に来て良かったです。有難う御座いました。Mさん一言感想を。はい、私も家電のコーナーで、掃除機と電磁調理器がやっぱりいいなあぁ~と思いました(笑い)。そして携帯電話も次から次へと新しい物が出て、なんか欲しいなと思っても、ちょっと値段が高いなあと言うところがあれなんですけども。だんだんコンパクトで便利になっていく世の中で、でももっと価格が手に入りやすかったらいいなあと思います(笑い)。でも本当に今日色々見せて頂き体験できて良かったと思います。ではAさん,はい、自分は弱視なんですけど、拡大読書器が結構コンパクトになってきたと言うのが目に見えて分かりましたね。今回も前回も出たんですけども、今回やっぱりだんだん視機能も落ちて、携帯電話位の大きさで読めるってのは、普段持ち歩いてどっかで見たい時にあると、便利だなあぁ~と言うのがありまして。拡大読書器ですからあれってやっぱり市の方の日常生活用具申請で一回買ったばかりなので、現金で買うか今迷ってるんです。有難う御座いました。Kさんは。はい、アイフェスタはとても身近で私達の地元で開いてくれる、こう言う展示機器展なんで、何回か来させて頂いてたんですけども、今日もいろんな新しい物を見ることが出来まして、有難う御座いました。あのぅ~特に気を引いたと言うか、興味深く見させてもらったのは携帯電話で、情報を携帯電話の中に入れ、後でそれを聞くことが出来ると言う「らくらくほん《とか、後「読むベえ《と言う機械はすごく大きいんですけど、音声が聞きやすくて、単体の機械なのでパソコンは要らないので、コピー機のような機械なので、そこに原稿を入れてスイッチを押すだけで音が出てくるので・・・。20万円位しちゃうんですけども、ただ横浜市では今年の4月から、日常生活用具の中に入り給付対象になりましたから、そう言うのも受けられればいいかなあぁ~と言う風に思いました。いずれにしても又、こういう機会があれば参加したいと思います。有難う御座いました。皆さんどうも有難う御座いました。 ●アイフェスタについては、日本網膜色素変性症協会神奈川支部、電話 **********佐々木さんまでお問い合わせ下さい。  担当は小澤でした。  (神奈川県ライトセンターより転載の許諾を得て音声を書き起こしました) <広告のページ> 視覚障害者用福祉機器取扱店 ロービジョンルーム    視覚に障害のある方や、見えにくくてお困りの方に    おすすめしたい商品を多数取り揃えております。    一般的にあまり見る機会のない商品を多数展示・販売をしております。     是非、相談にご来店をお待ちしております。 遮光眼鏡  無料で20日間貸出し・ご相談実施中! 高倊率ルーペ  常時250種類ご用意 見比べて下さい。 強力ライト  万が一の夜間歩行や暗がりに必需品! 音声時計  時刻を音声でお知らせする音声時計や、直接針を触れる事ができる触読時計など。 拡大読書器  20台の最新型拡大読書器デモ機をご用意!自分に合った使いやすい機種を探してください。 プレクストークポータブルレコーダー  プレクストークで デイジー図書や 音楽CDの再生、  JRPS会報誌を聴く!カセットテープに変わる機械です。 スピーチオ 活字読上げ装置  スピーチオを使ってSPコードの音声再生や、ものしりトークを使って音声でICタグにメモ録! 体重計・電磁調理器  音声で誘導、体重をお知らせ。 高火力と高い安全性で好評の視覚障害者用IH調理器。 単眼鏡、弱視眼鏡、日常生活便利グッズなど多数ご用意   光学堂 ロービジョンルーム        〒220*0051   横浜市西区中央2丁目6*5めがねの光学堂内             ご来店の際はお電話でご予約ください。         045*290*0048       営業時間:AM10:00~PM7:30 水曜定休日 担当:中山 まで     詳しくは http://www.kougakudo.jp/     <広告のページ2> アイネットワークの拡大読書器アイビジョン&デジタル 2008~2009年 見えにくいという方のご要望をお聞きして、新しいモデルを開発しています。今迄に約20モデルを開発しています。拡大読書器を選ぶ方に、これらのモデルを、各社のモデルと合わせてお試しいただき、選択の幅が拡がっていくことを目指しています。 「 大区分で、2系統を開発しています 《 ①の系統は、画面に拡大した文字を見て使うモデルで、画面は液晶型を採用し、地上デジタル放送も受信できる国内大手TVメーカー製です ②の系統は、ノート型を採用、画面に拡大した文字を見て使えるのに加え、活字文書を自動的に「 音声で読み上げもできるモデル 《です ①の系統で代表的なモデル ◎アイビジョンアナログ7Z-LCD-D \198,000- 構成 1.液晶画面20インチ(アクオスLC-20D30) 2.本体140(W)×75(D)×210(H)mm約550g 簡単操作のズームレンズ式 カラー/白黒/反転、白黒レベル調整有り 3.取付スタンド(左右奥の3方向に変更可) 4.前後左右動テーブル(40×40センチ) ◎アイビジョンアナログ 6C-LCD \198,000- 構成 6CBR-LCD \225,000- 1.液晶画面32インチ(国内大手テレビメーカー品) 2.本体140(W)×140(D)×220(H)mm 550g 6Cはカラーで見えるという人に 6CBRはカラー/白黒/反転、白黒レベル調整有 手帳を交付されている方は、日常生活用具の拡大読書器で給付を受けられます。その場合、多くの自治体で、給付限度額は\198,000となっており、これに対し原則1割の自己負担が必要です。給付限度額よりも高価なモデルを申請の場合、超過額は自己負担です。この自己負担額の合計で給付が受けられます ②の系統で代表的なモデル ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-7S 構成 \198,000- 1.ノート型7インチ液晶の付いた本体 230(W)×170(D)×40(H)mm 約950g 2.簡単操作アクリル板 3.スキャナー(A4サイズ取込型) 430(W)×300(D)×45(H)mm 約2.5kg 液晶は7インチです。音声で読み上げもできるモデルで、拡大読書器の給付限度額と同額なので、原則1割負担で給付が受けられます ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-9S 構成 \208,000- 1.ノート型9インチ液晶の付いた本体 250(W)×170(D)×40(H)mm 約1.1kg 2.簡単操作アクリル板 3.スキャナー 限度額より超過している額は自己負担です。 ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-15S 構成 \238,000- 1.ノート型15.4インチ液晶の付いた本体 360(W)×270(D)×40(H)mm 約2.8kg 2.簡単操作アクリル板 3.スキャナー 限度額より超過している額は自己負担です。 『 音声で読み上げもできるモデルのシリーズ には、200万画素カメラ使用モデルもあります』 ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-7C \218,000- 構成 1.ノート型7インチ 2.簡単操作板 3.カメラ ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-9C \228,000- 構成 1.ノート型9インチ 2.簡単操作板 3.カメラ ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-15C\258,000 構成 1.ノート型15.4インチ 2.簡単操作板 3.カメラ これらのノート型液晶の付いた本体は、OSはWindows XPで動作しています。 この他のモデルや、開発中のモデルについての情報は、下記へお問い合わせください 拡大読書器で読める世界を拓く   〒191-0055 東京都日野市西平山5-23-12   アイネットワーク有限会社    電話&FAX 042*583*7450    e-mail aivision@js7.so-net.ne.jp  ◎アイビジョンはアイネットワークの登録商標です 「 東京及び近県の場合、ご自宅へ複数のモデルを持参し、お試しいただくサービス をしております。費用は一切無料です。拡大読書器の担当は宮武(みやたけ)です 《 <広告おわり> (裏表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2008年11月21日発行 SSKA 通巻6414号 あぁるぴぃ第49号 KANAGAWA 2008 winter 編集後記 ◆今号の巻末には、9月初めに開催した「アイフェスタin横浜2008《の取材リポートを収録しました。役員の岸利勝さんの提案で、神奈川県ライトセンター発行のテープ雑誌「交流誌・カエル《から転載したものです。リポートでは、楽しい掛け合いをしつつ、しっかりと私たちと同じ目線から各企業の展示を紹介、また医療相談会などについても伝えていただいています。支部からの報告と合わせてお読みいただけば、アイフェスタの内容とその役割をよりご理解いただけると思います。次回開催は2年後の予定です。お楽しみに。(T) JRPS神奈川支部事務局・支部長連絡先  支部長  佐々木 裕二   TEL/FAX : ********** 〒256-0812 小田原市国府津********** E-mail / ********** 発行人 身体障害者団体定期刊行物協会 東京都世田谷区砧6*26*21 編集 JRPS神奈川支部会報編集部 佐々木 裕二        〒256-0812 小田原市国府津**********        TEL/FAX : ********** http//www.rp-k.com 定価 200円 (おわり)