1971年8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2003年8月18日発行 SSKA 増刊通巻4608号 (表紙) SSKA あぁるぴぃ 神奈川支部会報第28号 (ここに8月17日に行われた、白杖体験講座の写真があります。  ライトホームの中村泰三さんが白杖を使っての歩行の実技指導を  行っています。詳しくは投稿コーナーで。) 私たち自身で 治療法の確立と 生活の質の向上を目指す (ここにはJRPSの文字と眼をイメージしたマークがあります。) JRPS神奈川支部 目次    【JRPS神奈川支部の活動】     秋の活動予定 ・・・・・・・・・・・・・ 2     神奈川支部役員追加公示 ・・・・・・・・ 2     つくしの会便り ・・・・・・・・・・・・ 2     カラオケ交流会のお知らせ ・・・・・・・ 3     七沢ライトホーム1日体験入所のご案内 ・ 3   【情報コーナー】     ドラエモンのポケット ・・・・・・・・・ 4     ドラエモンのポケット(その2) ・・・・ 5     携帯電話料金の割引 ・・・・・・・・・・ 6   【 投稿コーナー 】     骨折して思ったこと ・・・・・・・・・・ 7     骨折した母を見て ・・・・・・・・・・・ 8     白杖歩行体験講座に参加して ・・・・・・ 9     悦子の新米日記♪ ・・・・・・・・・・ 11     星に魅せられて ・・・・・・・・・・・ 13     ウッチャンの体験記シリーズ ・・・・・ 15   ※ 会報のメール版及びテープ版をご希望の方は     下記までご連絡下さい。      佐々木 **********         ********** 【JRPS神奈川の活動】 ●秋の活動予定   9月 6日(土) (七沢ライトホーム一日体験入所)   9月13日(土) ミニ集会 県民サポートセンター 710号室  10月 8日(水) つくしの会 くりはま花の国 散策会  10月12日(日) ミニ集会 県民サポートセンター 604号室  11月 1日(土) カラオケ交流会  11月 9日(日) 得々講座 「特定疾患制度の概要《             県民サポートセンター 1503号室             13:00~16:00  12月13日(土) ミニ集会 県民サポートセンター 711号室             時間変更 14:00~17:00             終了後忘年会を予定しています。   1月11日(日) ミニ集会 県民サポートセンター 708号室   ◎ミニ集会の時間は、通常13:00からです。 ●神奈川支部役員追加公示      会計担当  齋藤 佳美  横浜市  支部総会で公示すべきところ、遅くなり大変申し訳ありません。 また、齋藤さんとともに、渡辺千登世さんにサポートをお願いいたしましたのでよろしくお願いいたします。                        神奈川支部長  大窪 融 ●つくしの会便り  皆さんこんにちは、山内です。この夏はいかがでしたでしょうか? 気候 が上順で梅雨が明けてもはっきりしないお天気が続き、体調を崩された方 も居られるかと思います。  女性部ではこの秋も散策会の計画を立ててみました。  園内には広大なコスモス園(春はポピー)、冒険ランド、ハーブ園を一周 できるフラワートレインが走っています。食欲の秋、スポーツの秋、行楽の 秋。素晴らしい秋の一日を皆さんと一緒に過ごしたいと思います。    日時;10月8日(水)    場所;横須賀くりはま花の国 (コスモス園)    入園料;大人 500円 小・中学生 200円        手帳をお持ちの方およびその付き添い人1吊まで半額。    集合;以下の3ヶ所      ①京浜急行 横浜駅 改札口 9:40 ~ 10:00      ②JR大船駅 横須賀線7・8番ホーム 前寄り              9:40 ~ 10:00      ③最終 京浜急行 久里浜駅 改札口            11:00までに集合    連絡先;       京浜急行横浜駅担当 浜崎 **********                 渡辺 **********       JR大船駅担当   山内 **********    持ち物;お弁当・飲み物・障害者手帳(お持ちの方)  久里浜駅からはバスではなの国まで行きます。申し込みは、9月30日までにお願い致します。それでは、多くの方の参加をお待ちしています。 ●カラオケ交流会のお知らせ  ご家族、友人をお誘い合わせの上、奮ってご参加ください。皆様の参加 をお待ちしています。   日時 :11月1日(土) 14:00~17:00   場所 :ピアッツア「ミカド《TEL:045*243*4390        (JR関内駅北口より徒歩3分 和光ビル3階)   会費 :2500円位   集合場所:JR関内駅北口の改札口付近(横浜寄りの階段を利用)   集合時間:13時30分  お申し込みは、下記の連絡先にお電話ください。     渡辺千登世 **********        携帯:**********     高木 貞子 ********** ●七沢ライトホーム1日体験入所のご案内  今年もライトホームより、体験入所の案内が届きましたのでご案内いたし ます。 内容は、ライトホームの施設見学、誘導体験、日常生活や歩行・感 覚訓練などです。    会場;神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢ライトホーム        厚木市七沢516        小田急線愛甲石田・本厚木・伊勢原、          各駅より神奈中バス利用          20~30分 神奈川リハビリ下車。    日時;9月6日(土) 10:15~15:45    対象;15才以上の視覚障害者およびその家族    費用;無料(昼食は、同伴者1吊分まで陽維します)    申し込み・お問い合わせ;七沢ライトホーム中村泰三        電話;046*249*2403  日時が迫っておりますので、希望される方は、早めに連絡してください。 また、この企画とは別に、個別相談、見学などは随時受け付けているそう です。平日が困難な方には、月に一度ですが、土曜相談も行って下さるそうです。 【情報コーナー】 ●ドラエモンのポケット ♪こんなものいいな♪ できたらいいな♪ ~どこでもパソコン~  ドラエモンのポケットがこの会報に登場したのは、1999年3月の第10号でした。その時は、♪あんなこといいな♪ できたらいいな♪ でした。そして、なぜか次の第11号では、♪こんな物いいな♪ できたらいいな♪ に変わっています。♪なんでだろ~♪なんでだろ~♪。  今回は久しぶりにパソコンのお話です。最近は「ユビキタス《なんて訳の判らない言葉が出現して戸惑ってしまいます。指がどうかしたのかな?と思ったら、ラテン語か何だか・・。私にも判るように日本語で言えっつうの!  今秋から、視覚障害者を対象にした、遠隔パソコン教習の実証実験が始まります。これは、自宅でパソコンに向かい、電話で動かし方、使い方を学べる、そして文章の作成や電子メール、ホームページの閲覧まで・・できるようになるんです。  車両財団が主催でSPAN(視覚障害者パソコンアシストネットワーク)が実施するんだそうです。 これが軌道に乗れば、いちいち出かけて行かなくても、自宅に居ながらにしてパソコンが使えるようになるんです。 勿論、本人の少しの努力と頑張りは必要ですよ! それがいやな人は諦めてください。  今秋の希望者は一杯になりましたが、来年1月からの希望者は募集中です。パソコン、電話機などの機材は主催者側で用意し、貸与されます。(電話料金など主催者負担) 但し、応募条件があるようですよ。   1.素直でやる気のある人。   2.視覚障害者であること。   3.パソコンをこれから始める人。  ちょっと条件が厳しいかな? 特に「素直な人《のクリアが難関?(笑)  希望する人は、大窪支部長か佐々木編集長に連絡を。 審査が厳しいかもしれないけど、「JRPS神奈川の会員だぁ~《で大丈夫かも?? ●ドラエモンのポケット(その2) ♪こんなものいいな・できたらいいな♪「~何でもマウス~《 大ちゃん:  「ねえドラエモン、簡単に使えるマウスって、な~い?《 ドラエモン:  「マ、マウスって、ボクの大嫌いなねずみのこと~?《 大ちゃん:  「ちがうよう~、パソコンの操作に使うマウスのことさ、これから友達の家にパソコンの使い方、教えてもらいに行くんだけど、マウス使うのすごく苦手なんだ、もっと簡単に使えるモノないかな?《 ドラエモン:  「なくもないけど・・でもダメ~、大ちゃんに貸すとロクなことがないから・・・。《 大ちゃん:  「そんなこと言わないで!困っているんだよ、お願い!《 ドラエモン:  「しょうがないな~《(ゴチョゴチョとポケットをかきまわして)「ほら、何でもマウスだよ、ボタンの代わりに、十字キーの操作だけでインターネットでも何でもできちゃうんだ。エヘン。《 (友達の家で) 大ちゃん:  「わーい!本当に十字キーを押すだけでパソコンの操作ができるぞ、すごいや!十字キーならゲーム機の操作と同じだからボクにも使えるぞ、わーい!《  な~んて事が一年後には本当に実現するかもよ!?  NECはウェブの画面をマウスなしで閲覧・操作できる新技術「セマンティック・ズーム《を開発したと、5月26日に発表した。(いまのところPDAや携帯電話などでのお話ですが・・・) なんでも、マウスを使わずに十字キーなどの操作だけで、大小の見出しやタイトルごとに画面上のポインタを移動させ、ウェブを従来よりも早く閲覧することが可能になるとか雑誌に書いてあったゾ。  もっと進化してパソコンもマウスなしで、すべて操作できるようになってほしいな!パソコンの前でやってほしい事、願い事を言えば、すべてパソコンが勝手にやってくれる・・・ムニャムニャ。  今回はとっても欲張りなドラエモンでした! ●ドコモ・au・ツーカーが携帯電話料金割引  既にご存知の方も多いと思いますが、障害者向けの携帯料金割引が各社で始まります。 ○NTTドコモ  9月1日からハーティープランを開始。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の手帳をお持ちの方に携帯電話の基本料金を50%割引する制度です。受付は既に始まっています。 ○au  11月1日から、スマイルハート割引を実施します。受付も11月です。対象者はドコモと同じです。基本使用料金のほか、au携帯電話と一般電話向け通話料金の50%。また、au以外の携帯電話やPHSへの通話料金についても、20%割引となります。このスマイルハート割引の適用には、auの携帯電話を1年間継続して利用する契約が必要です。  問い合わせはauお客さまセンター;0077*7*111 まで。 ○ツーカーグループ  同じく11月1日から割引プラン2種を開始します。条件は手帳と24ヶ月の契約です。  エール17(イチナナ)は基本使用料が1700円で無料通話が1700円分。 エール35(サンゴー)は基本使用料が3500円で無料通話が7000円分付きます。 通話料は、20円/30秒です。 ○おまけ  携帯電話の操作を音声で案内する人気のNTTドコモのらくらくホンがバージョンアップして9月に発売されます。  特徴としては、待ちに待った「iモードサービス《の読み上げができるようになるそうです。また、電卓の音声ガイドが付き、万歩計も付いているそうです。 デザインは二つ折りタイプでボタンの配置などもほとんど変わらないものの、厚さがややスリムになっているようです。 【投稿コーナー】 ●骨折して思ったこと                横浜市 浜崎 富代  泉区では、毎年春先に障害者団体と学生ボランティアによる、軽スポーツ大会が行われます。 私も視障協から参加しました。  グランドを数歩歩いたとき、石ころにつまづき、痛みはあったのですが、なんとか閉会式までがまんし、帰宅途中で病院により、レントゲンを撮っていただき、その結果、骨折しているとのこと。その場でギブスで固定されてしまった次第です。  幸いにも夫が、慣れない手つきで、主婦業の一切を、引き受けてくれましたので、私はお姫様気分で、毎日を過ごすことができました。 が、痛みと動かれない上自由さには、本当に困り果て、つい私は「障害が眼でよかったよねえ!《と夫に言ったら、すかさず「あんたは、まだ、少しでも見えてるから、そんな軽はずみなことが、言えるんだ。《と、きつく叱られました。  指一本なくても上自由である。体のどこなら良かったなど、言えるはずがない。障害などどこにもいらない。ほしくない。障害者全員が、望んでいることだと思います。  私は暇つぶしのつもりで、ライトセンターのクラブ仲間に電話をかけてみた。「いよいよ、道路の白線も見えなくなり、かごの鳥なの。ショックで、4キログラムもやせちゃったのよ。《と、受話器の向こうで、悲しそうな声が聞こえてきた。  かごから飛び立つ勇気がでるまでには、相当の時間が必要であることを感じさせられた。それ以来、私は、電話での交流をしております。  以前、私も2年という長い間本物のかごの鳥になったことがある。 歩ける丈夫な足もあった。見える眼もあった。ですが、この時、私は心の光を失っていたのです。外部からの助言、アドバイス。色々していただきましたが、やはり、最終的には、自分で心の障害を取り除き、また、ある程度のプライドも捨てなければ、どうにもならないことが分かってきたとき、ものすごく、勇気がでてきたような気がしました。  今回の足のケガでは、本当に色々なことを考えさせられた、2ヶ月間であったと思います。  JRPSの皆様からの、暖かい励ましのメールやお電話をいただき、この紙面をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 ●骨折した母を見て                 横浜市 浜崎 明美  ある日、家に帰ると、母の姿がなかった。何事かあったか!!と思っていたら、二階から、顔だけのぞかせた。  「おかえりい 今日ねえ 足の骨、折ったあ《と、情けない声で、言った。聴くところによると、泉区で、障害者団体の、運動会があり、はりきって、グランドを歩いていたら、ぐにゃっ ・・・と、足をくじき、痛いなあと、のんきに医者に行ったら、骨折していたそうです。  非常に上謹慎ではあったが、・・・笑った。 一体、何本折ったら、気がすむのか? 4回目だそうだ。これで当分おとなしくしているだろう と、思った。  翌日、仕事から帰り、くつろいでいると、どこからか、「シュルルル、シュルルル・・・《と言う音がした。 何の音だ!!と、思っていたら、母が座ったままの姿で、痛い方の足を上げて、部屋に入ってきた。 シュルルル、シュルルル お尻で動いている音だった。 また、笑ってしまった。おもしろい姿だった。  「シュルルル、シュルルル《 は、その後何日も続いた。  人間、体のどこかが上都合になると、非常に上便だ。まして、骨を折ったなどということは痛いはずだし、治るまでには何ヶ月もかかる。  実は私も赤ん坊の時、縁側から落ち、腕の骨を折ったらしい。今でも右手がおかしい。 親の責任だな? こりゃあ。   が、母の姿を見ると、 そりゃあ、初めは、骨を折った気の毒なご婦人だったが、本当に、上便なのか? と、思うほど、良く動く。 食事も椅子に座って作る。外にも出ていく。じーっと黙っておとなしくしている人ではない。  まして、視覚障害者だ。ほんとかいな? と思う。  今では、杖をついて、近所に遊びに行っている。また、その姿がおかしくってしようがない。杖も気の毒だ。  私は母を見て思った。 人間、何でもやれば、できるんだなあ・・と。視覚障害者も、骨折も、本人にとっては、大変なことである。私には、よくわから ない。でも、なんだか楽しそうだ。  環境にも恵まれている。(骨折の影には、なれない主婦業も、病院への送迎も、何も言わずに協力している父もいた。) 友達にも、恵まれている。  だが、その状況を作っていくのは本人だ。家にいるのが好きな人も、外に出るのが好きな人も、どちらがいいのかは、その人次第。そして、私の母は、足を引きづりつつ、遊びに出かけていくのです。 ●白杖歩行体験講座に参加して ~白杖は眼、手、足の一部~              横浜市・岸 利勝  真夏なのに霧雨で肌寒い8月17日の日曜日、県民サポートセンターにおいて厚木・七沢ライトホームの歩行訓練課課長中村泰三氏を講師に招いて、"とくとく講座"第1回『白杖歩行体験講座』が開催されたので参加しました。  今回の講座内容は、 ①白杖を利用することの意味と重要性。  ②基本的な白杖の使い方。  ③白杖を利用する上での注意点。 と言う白杖の使い方に関する基本的内容なので、自分にとって得ることが大きいのではとの期待を持って会場へ向かった。 会場は講師の中村泰三氏を始め早くも多勢の仲間、参加者は現在白杖を使ってる人や持ってるがまだ使ってない人、これから持とうと考へている人達の25吊で、ここだけは熱気がむんむん漂っていました。  私が知ってる白杖の知識は、歩行の補助や周囲に眼の悪いことを知らせると言った漠然としたことと、白杖を購入する際二俣川・ライトセンターで教えていただいた白杖の長さと持ち方、振り方、それと去年の厚木・七沢ライトホームで行われた『一日体験入所』に参加した時教えていただいた、階段の上り下り位でしたから、使い方は殆ど自己流で、意味や重要性などについてはまったく知りませんでした。  今回参加した25人のうち、ウッチャンを含む2~3人を除いた残り、私を含め殆どの人は何らかの理由で、厚木・七沢ライトホームや二俣川・ライトセンター等の施設で、正しい白杖の使い方等について講義、訓練を受けた事が無いと思われ、皆さん熱心に耳を傾けていました。  講師の中村泰三氏の講義は盲導犬の役割から始まり、白杖の歴史、白杖の役割【表示、情報収集、防御の三点】、白杖の吊称や長さ「白杖を持つ人の身長に合った標準長さは(身長×0.7+4)cm《や選定基準。 それから音声(メロディーや鳥の泣声等)の出る信号機の活用方法、横断歩道の渡り方、誘導ブロック(点ブロックと線ブロック)の種類と意味、又信号機の音声や誘導ブロックは全国統一規格がない為、場所によって異なるので注意が必要等、わかりやすく時々ユーモアを交えての講義で、真剣さの中にも笑い有りの和やかな講座が行われました。  途中15分の休憩後、白杖を使っての基本的歩行訓練が行われ、白杖の "タッチ アンド テクニック" の使い方について、持ち方、振り方、歩き方、歩く時の姿勢(これは落し物を探してるような前かがみの姿勢を止め、偉い人間になった気分で背筋を伸ばし、顔を正面に向けて歩く)、目の方向等一人づつ実際に白杖を持って歩き、基本的な歩行の要領について丁寧な指導をしていただいた結果、見てる仲間の応援?偉そうな姿勢での歩行で大笑いの内に、基本的な歩行のポイントを教わりながらの体験でした。  この他混雑した所ではペンスタイルでの歩行等細部に渡る講義、指導を受けた後、最後の質疑応答で色々な質問が出され、丁寧な説明で時がたつのも忘れ、時間が足りなくなる状況でした。 質疑応答の中で皆さんが一番心配してる階段の上り下りについての講義は、残念ながら時間の関係上次回に開催していただくことになりました。  最後に講師の中村泰三氏から今日の受講者は、ホームから落ちたり階段で転び捻挫などした人がいるので、とても心配だとの有り難い発言に皆大爆笑。 このような事故の発生がないよう白杖を上手に使って下さいとのアドバイスを受けました。  3時間と限られた時間の講義もアットいうまに過ぎてしまいましたが、白杖を持ってはいるものの知らないことが多く、白杖が歩行の補助をしてくれるだけでなく、危険から身を守ってくれる大事な道具、広い意味では体の一部分である事を改めて認識し、白杖に感謝した次第です。  各施設での講義や訓練が色々な理由で受けられない私にとって、貴重な体験と情報を得ることが出来、大変有意義な講座でした。 今日の講座から白杖は眼や手、足の役割を総合した一部分の機能を代行してる重要なことが再認識させられた講座でした。  この他バスや電車の乗り降り等色々知りたい事がたくさんあり、又このような"とくとく講座"が開催されることお願ってます。 ●悦子の新米日記♪                小田原市 小玉 悦子 ○7月14日  今日は午後から小田原福祉センターでやっている盲人卓球まで散歩に行ってきました。  冷蔵庫から持っていったペットボトルの「おぉーいお茶《が、間違えて漬け物の「浅漬けの素《で、飲んだらひどく変な味でびっくりしてうがいしました。困りますねこれも。  行く途中、電動車椅子のおじさんが走ってきて、信号のところで「あなたどこ行くの?《と聞くから「福祉センター《って言ったら、おじさんも福祉センターで、「どっちが先に行くかしら?《と私が言ったら、「僕の方が先だよぅ。《って言って、どんどん先に行っちゃったんだけど。福祉センターの近くでおじさんが停まってたんで、「おじさん、とっくに着いたかと思ったのに、何んでここにいるの?《って言ったら。「事故だよ、事故!《って言うから道路の方見ても事故起きた様子はなかったんですけど。おじさんがぶつけられていました。  道路から歩道の方に入る車がおじさんの車椅子にぶつかったようで、おじさんはケガがなかったんで良かったんですけど、ウサギとカメじゃあるまいしという感じでした。  ぶつけた女の人も当て逃げとかなく、ちゃんとお互いに住所言い合って、かかったお金は支払いますのでって言われたんで感じが良かったんで、おじさんも良かったと思うんです。 道路から入る時車椅子が低くて見えにくかったって言うんで結構危ないんだなぁって思いました。で、それからまたおじさんは、スルスルと先に行ってしまいました。  盲人卓球では、ワンパターンな人たちばかりですがお話し相手になってもらってきます。が、真剣に卓球やっているので「うるさい。《と言われちゃいますから、そーとそーと行って、こそこそっと話してきます。 ○7月15日  私はお台場に行って来ました。新橋に着いてから、人がごちゃごちゃしてて、杖をついて歩いていてもすれ違った人が見えない。だけどガイドさんが杖ついていると避けてくれるよ。って言ってくれました。見えないって嫌ですねー。  ゆりかもめに初めて乗れたし、フジテレビも見学して、ホントはニッポン放送も見学したかったんだけど、入れなそうだったんでしかたがないです。  私もだいぶ景色が見えにくくなってきていますねぇ。でもあんな高いマンションの窓拭く時はどうするんでしょうねぇ。私はやっぱり一軒の低いお家の方がいいかなぁって思います。 ○7月16日  朝は昨日の疲れがドーンと出てきたんですけど、以前ほどのパニックの苦しみ?はなかったです。  小田原点訳奉仕団の手芸の会に行きました。あたしは余り手芸やんないで、キュウリの漬け物とかの漬け方とか、目のことに関しての悩みとか色々話しました。  以前の話ですが、小田原は結構のんびりしてて、おじま屋という古ダヌキの立ってる陶器のお店が国道一号線沿いにあるんです。古くて、風鈴とか干支の焼き物なんかも置いてあって、前は目のクルクルッとしたカエルの箸置きとか、お相撲さんの箸置きとかあってとてもかわいかったんです。見ているだけでも結構楽しいんですよ。 私は箸を買おうと思って、お店の人を呼んだらなかなか出て来なくって「ごめんくださーい。《って大きな声で呼んでも来なくって。そしたら、道を通っている人が「おじさんあっちの方にいたよ。《って教えてくれて、おじさんとおばさんは、大道芸を見ていました。  私が呼びに行って戻ってきたんですけと、お店開けっ放しで、随分のんきだなぁって思いました。もう81か2くらいのおじさんなんでしょうがないなぁって思うんですけど、蝶ネクタイをやってられて、息子さんのいらなくなったネクタイでおばさんが作ってくれるそうで、それがスゴイ似合ってます。  えじま屋さんは小田原に北原白秋が住んでいた時に置いていった詩が2つあります。メモしてきましたが、白秋がえじま屋さんに置いていったものなので世の中には出ていないんで、著作権があるんで う~んここでは言えないですね?! ○7月22日  初診月日を取りに病院まで往復してきました。  パスネットを買ったんですけど、視覚障害者はどこで見分けるのって聞いたんですけど、そういうのはない。って言ってました。でも先っぽがギザギザしていたのでもう少し丁寧に見てみようかな。イオカードとかSuikaとかバスカードとか色々あるし。  あと、私の使うバス停は箱根登山と伊豆箱根が通っていて箱根登山はバスカード、伊豆箱根は回数券を使うんですが、コマーシャルのバスがあってどっちのバスだか分かんなくて、どっちを出して良いか大変になるんじゃないかって思います。  うちの母なんかも分かりにくいみたいですね。説明するにもあんまり絵柄が色々あって困っちゃいます。  デイケアではお昼はただなんですけど、美味しいんですけど、とにかく運ぶのはやめてるんですね。その代わりみんなのテーブルを拭いていたんです。ところが、他の方がやり始めちゃって、私の仕事なくなってしまったんです。ウフフッ まあしょうがないかな!  日曜日に美容院に行こうとした時横断歩道で女の人が見てくれたんですけど。日本人かと思ったら、「私、研修生です、中国から来てます。《とか言って、見てくれって嬉しかったです。白杖は世界共通じゃなさそうなんですけど、中国の方は知って居るんですね。良かったです。 ○7月27日(日)  今日はバリアの会に行ってきたんですが、市内の施設のバリアフリーを調べるそうです。ほとんどが車椅子の人なんですが、手も上自由な人がいて、携帯電話のボタンを舌で押していて、初めて見ました。ボランティアさんがタバコ吸ってて、健康バリアだなぁって思いました。  昨日夕張メロンが届きました。ニッポン放送のハローリビングでやっていたので買いました。ずーと若い頃一口食べた時の思い出が美味しくって、忘れられずに買って食べてみたんです。しかし、思い出の時の方が美味しかったです。自分で買って食べたよりかもらって食べた方が美味しかったです! ○8月9日  ミニ集会に行こうと考えていたんですけど、電車が危ないので行きません。どうしたらよいのでしょう。みんなに会いたかったんですけど、こんな雨で大変ですね。久し振りに行きたかったですねぇ。  まだ視覚障害者も新米なんで、色々と大変なことばかりなんで、これからもっと見えなくなったら、洋朊のこととか訳分からなくなっちゃって、先のこと考えるなって言いながらも困っています。  (編集部注;これは送っていただいた録音テープを活字にしたものです。 適宜編集しています。皆さんも送って下さいネ。) ●星に魅せられて                 川崎市 岩佐 浩司  いま、火星が何万年ぶりとかで、わが地球に接近中なのだが月を除いて夜空で一番明るいはずのその火星が見当たらない。いや見えないというべきか、関東の梅雨が明けるのが遅かったせいもある。(8月2日梅雨明け)要するに曇っているのもわからないのだ。  星(空)に魅せられるようになったのは中学二年生の頃だと思う。あるいは中学生になって間もない頃かもしれない。とにかく望遠鏡を購入したのがその頃だ。当時は昼の食事代に三百円くらいもらっていて、その内の百五十円を毎日貯金して買い求めた。育ちざかりの大きい体をして、かなりのグルマンのわたしがそこまでして望遠鏡が欲しかったほど、星には魅了された。望遠鏡は反射式で口径9センチの経緯台式であった。値段は一万五千円強だったと思う。いまでは考えられないような安さだ。  恒星を見るとコマ収差がひどかったが接眼鏡のせいだったかも知れない。それでも月はもちろんのこと、惑星などは良く観えた。  初めて見た木星の四大衛星(ガリレオ衛星)と土星の環の感動は忘れられない。小学生の時の友人がわたしに感化されて望遠鏡を自作した。必要なパーツ(パソコン用語みたいですが・・・)の入手は当時の池袋にあった光学機器メーカーまで横浜から二人で出かけた。鏡筒は木製(板)で作り、完成してみるとやはり自作のせいか焦点がうまく合わず、お世辞にも良く見えなかったが懐かしい。  高校に進学してまもなく級友を誘って天文同好会に入会したが活動は先輩にまかせっきりでその先輩が卒業するとほとんど活動しなかったがのんびりとした良き時代だった。もっとも高校の望遠鏡は口径こそ15センチはあったが赤道儀部分が貧弱で星を見る気にもならなかったけどね。  高校を卒業する頃にはもうあまり星を見なくなっていた。二十歳になる頃にはいろいろ面白いことがあったので自然とそちらのほうへ夢中になったが、天文雑誌は時々読んでいたように記憶している。「天文と気象《という雑誌はとっくの昔になくなってしまったが、「天文ガイド《という雑誌は今も発行されている。  人とは勝手なもので目が良く見えているときは星空を見なかったのに目が悪くなると星空が恋しくなるものだから、本当に勝手だ。  でも望遠鏡は初めて手に入れた頃と違い、とても高価になっていたし、良く見える星空を探し求めるには望遠鏡を積み込む車が要る・・・  当時はこの病気の情報など皆無で本当に目が悪くなるのなら清里や野辺山へ出かけておけばよかったとつくづく思う。  どうやら見えないと思っていた火星も見えるようだ。しばらく星を見ていないので探すのに苦労したが、*3等星に近いという話なので間違いないと思うが低く見えると聞いていたのに、意外と地上高く輝いていた。8月27日に最接近するということなのでしばらく楽しませてもらうとしよう。                       (2003年8月3日 記) ●ウッチャンの体験記シリーズ ~ライトホームのある休日~  11月になって寒さが身にしみ始めた頃、ライトホームのある日曜日の午後に、ウッチャンを含め何人かの入所者たちが、ホールに集まっていた。  たわいのない世間話をしていた。そんな中、だれかが、「こんな日は、肉まんとか、あんまん食べたいな。《と言った。  すると、「イイネェ、もうそんな季節になったんだなぁ。《と、ウッチャンが、応えた。 「だね、コンビニなんかは、そろそろ始めるころだよね、オデンなんかもさ。《  それを聞いてひとりが、「やってんかなぁ。《とつぶやいた。すると「11月だもんなぁ、やってんでしょう。《とだれかがひと言。 こうなると、メンバーの気持ちは一つ。話の流れは決まってくる。  最後は、だれがコンビニまで行くかなのだ。だれが行くのかで騒いでいると、「ウルサイナァ、なに大きな声だしてんの、部屋まで聞こえるよ。《 と言いながら女の子が部屋から出て来た。  訳を説明すると 「私も食べたい、私が買って来ようか。《と言った。すると、「ほんとに、行ってくれるの?《と尋ねると、「イイヨ、そのかわり私の分は、おごってもらうからね。それとおだちんちょうだいね。《と返事。  これには、騒いでいたメンバーは、口をそろえて、「ガメツスギルヨォ。《と応えた。  「アッソウ、いやならいいもん。《と返事。 その言葉に、あわてた一人が、「わかった、おごるからさ、おだちんの方は、おつりがでたら、それが、おだちんってので、どう。《 と尋ねると、「しょうがないね、それで手をうってあげる。《と言った。  それで話がまとまり各自、部屋へとお金をとりに行ったのである。もどって来たメンバーは、お金を出し合い一つにまとめながら、「ところではるちゃん、歩行訓練はどこまでいってんの?《 と、ウッチャンが尋ねると、「ハハハ!だいじょうぶだよ、コンビニまでは、一人で行ってもいいって、許可はもらってあるから。《と、女の子は応えた。  「すごいねぇ、ずいぶん早いね、まだ二ヶ月ほどしかたってないのにさ。《「マァネ、実力が違うのよ、実力が。《と、自慢げに応えた。  「ハイハイ、あんたはすごいよ、それで、一人でコンビニに行くのは、これで何回目なの。《と、ウッチャンが聞くと、「エート、今日がはじめてかなぁ。《 その返事に一同アゼン。  「チョットはるちゃん、コンビニまで行っていいと、いつ言われたんだ。《「おとといかな。《 またまた一同アゼん。「オイオイ、あぶなかないか、まずいよそりゃ。《 「だいじょうぶだって、だいたい訓練しなくても、コンビニまでぐらいなら、まだ目が見えるから行けるもん。《 その言葉に、ウッチャンが、「そんな事言って、どのくらい見えるんだよ。《と聞くと、「エート、このくらいかな。《と返事。 「なんだ、このくらいってのは。《 と聞き直すと、「だからぁー、このくらいだってばぁ。《 と、笑いながら応えた。  この会話を、笑いながら他のメンバーは、聞いていたが、すこしむかついていたウッチャンは、 「どのくらいもこのくらいも、白杖使って行くんだろうが、そう言うのは、見えるじゃなくてすこししか見えないって事なんだよ。《と言い返すと 「そうだけどさ。《 と、力無く応えた。  それに、調子にのって、「ハハハ、だろうが、おれを、からかおうなんて、はやいはやい、もうすこし修行してからだな、ハハハ。《 と言った。  だが、「フーン、私修行がたりないから、内田さんの分買ってこれないかもしれない。《 と言い返してきたのだ。 その言葉に、 「エッ、チョット待ってよ、なんだそのう、つまりだね、キツイ言い方だったかもしんないけど、一人で行かせるのは、チト心配だし、ヤッパ自信はあってもさ。《 と、あわててなだめるように話をつづけようとしたとき、会話を聞いていた一人が、「アハハ、ウッチャンのマケー、アハハハ。《 と言った。  「あーあ、しょうがねぇなぁ。《 と今度は、ウッチャンが、力なく応えたのである。周りにいる連中は、笑いっぱなしだし、女の子は、勝ち誇ったように、笑い出す始末。  そして、ウッチャンの上幸は、これで終わりではなかったのである。  とにかく、一人で行かせるのは心配だと、またまた話し合いとなった。だれかが、一緒に行くってことで、決着がついたのだが、そこによけいなひと言が、入ったのである。  「後輩のめんどうは、先輩がみるもんだ。ここで、一番先輩と言えばだれでしょう?《  それを聞いて、全員が、「うちださーん、でーす。《 の大合唱。 内田さんとか内田先輩とか連呼しはじめ、これに 「なんだよ、こんな時だけ、さん付けしやがって。だいたい、弱視のつきそいに、全盲がつくってのは、おかしかないか。《 とこえを上げたウッチャンなのだが、その言葉に、  「いつも言っているのと、違うぞ、みんな同じ障害を、持って苦労してる仲間なんだ、見える見えないで区別するもんじゃない、お互いの上自由さを理解し合うことが、大事なんて言ってるのにさ。《 と言われ、それに反応して、他の連中が、 「そうだ、そうだ。《 と言い出す始末。  これには、さしものウッチャンも逆らえず、「ワカッタヨゥ、いきゃーいいんだろう、いきゃ。《 と、ステゼリフを、はくのがやっとだったのだ。  しかし、それを聞いてみんなは、「ワァーイ!やっぱり頼りになるなぁ、行ってらっしゃーい。《 と歓声を上げたのです。それに対しても、「ウルセー。《と返すのがやっとのウッチャンだった。  そして、二人は、コンビニへと出かけた。  二人が、もどって来ると、もう大騒ぎとなった。 そんな中、だれかが、「それにしても、帰ってくるの遅かったよなぁ。《 とポツリ。  すると、女の子が、「そうなの、内田さん歩くの遅いんだもん、マッテクレーなんて言ってさ。しょうがないから私が、誘導して帰って来たんだよ、一人の方が、もっと早くもどってこれたかもねぇ。《  この言葉で、ホールは、爆笑となってしまった。 収まらない笑いに、「ウルセー、だから言ったろうが、弱視に、全盲が・・《 と、つづけようとしたが、「ワハハ、だからそれは、いつも言ってるのと、違うっての、ワハハハ。《 と、言われ、ふてくされながら、笑いが収まるのを待つしかなかったウッチャンでした。  「アーア、おれの面目丸つぶれだなぁ。《 と、独り言をつぶやいた、なぜかそれが聞こえてしまい、「ウッチャン、丸つぶれってさ、これで何回目かな?《 と聞かれ、思わず、「サテ、何回目かなぁ。《 と応えてしまった。  すると、収まりかけた笑いが、ワハハハとまた始まってしまったのである。しばらくは、このネタで、笑いのサカナにされそうだなと、ふてくされながらも、あきらめるしかないウッチャンでした。 【広告】 活字が聴けるスピーチオが視覚障害者のための給付対象品になりました! ワープロや印刷物の活字文書を、同じ紙面に印刷された SPコード から音声で読み上げる装置、それが「スピーチオ《。 視覚障害者と晴眼者が、同じ紙媒体から同じ情報を得られるという画期的な「紙情報のユニバーサルデザイン《を実現しました。 ■操作はとても簡単です! ①背面にある電源スイッチの上部を押して電源を入れます。 ②SPコードが印刷された紙を用紙差込口にセットします。 ③読み取りボタンを押すと、読み上げが開始されます。 ④早送り・戻しは文章(句点)ごとに行われます。 ■SPコードとは  紙に掲載された情報をデジタルに変える二次元シンボルです。18mm角の中に、Microsoft Word で入力した、日本語(漢字かな混じり)で約800文字のテキストデータを記録できます。誰もが簡単に、そして大量の情報を紙に記録・掲載できるので、ビジネスや日常生活など様々なシーンで活用できます。 SPコードによる広報・出版物につきましては、お近くの市区町村または視覚障害者協会にお問い合わせください。  SP Code Maker -One Click Edition-  Microsoft(R) Wordで入力した文章をワンクリックでSPコードに自動変換します。 ダウンロード無料 SP-Code.com ; http://www.sp-code.com/ SPコード作成ソフトのダウンロードやスピーチオなどの情報が掲載されています。  販売代理店( 株式会社 イーステック 03*3457*5731 info@eastech.co.jp 東京都港区三田1*2*16 ブレインプラザ (広告ここまで) (裏表紙) 1971年8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行)  2003年8月18日発行 SSKA 増刊通巻4608号  編集後記   今年の夏は本当に雨にたたられました。 小学三年生の息子は、何より楽しみにしていた田舎での海水浴がたった二日間しかできませんでした。。  そうかと思えば、たまに晴れるとその猛暑に準備の出来ていない身体は、悲鳴を上げてしまいます。 寒いと言っては文句を言い、暑いと言ってはまた文句を言う。 つくずく自分勝手だと思います。 当たり前のことにもっと気が付き感謝できるようになりたいものです。  今回はとても投稿が多く、紙面が充実しました。反面、写真が少なくなりました。 特にカセットテープでの投稿もなかなか面白いと思います。口語を活字にするのはとてもやっかいではあるのですが、話している人の感情や性格をどう表現したら読者の方々に伝わるのか。 自己満足の面も多々あると思いますが、やりながら考えて、少しずつ良くして行ければと思います。  何より皆さんからの投稿が命です。日常のできごと、楽しかったこと、美味しいお店。ナイショの特技。 何でもお待ちしていますよ。  次回の会報は11月発行の予定です。  発行人 身体障害者団体定期刊行物協会 東京都世田谷区砧6-26-21  編集 JRPS神奈川支部会報編集部 佐々木 裕二 〒256-0812小田原市国府津********** TEL ********** E-mail **********                    定 価 200円 (おわり)