●障害年金について

 認定基準が改正されました

 令和四年1月1日、眼の障害等級認定基準の一部が改正されました。
詳しくはこちらをご覧ください。

■初診日の重要性

 障害基礎年金しかもらえないのか、障害厚生年金ももらえるのかは初診日にどの年金制度に加入していたかで決まります。年金額の差が大きいのでコレはとても重要で す。また、20歳以上で年金未加入期間中に初診日があると無年金=年金がもらえないことになります。
 RPは進行が極めて遅いので初診日から障害年金に該当するまで10年以上経っていることも希ではありません。初診日がいつだったか、その時どの年金に加入していたかはとても重要なので、しっかりと確認し書類も揃える必要があります。
 カルテの保存義務は5年なので、カルテがなくなっていたり、病院自体がなくなっていると書類を揃えることができず、初診日を証明できないで苦労することもあります。
 まだ障害年金を申請しない人も、初診日を確認できる「受診状況等証明書」を書いてもらっておくと安心です。
 すでに病院を換えている人や病院がなくなってしまった人は、診察券や領収証、お薬手帳などが証拠になる場合があるようです。

 厚生年金に加入=障害基礎年金 + 障害厚生年金(いわゆる二階建て)
 国民年金に加入=障害基礎年金のみ
 未加入     =年金はもらえない。
 20歳未満に初診日=障害基礎年金

 従って、厚生年金に加入している、または、加入していた人は、どの期間に初診日があるかが重要です。初診日とはRPと最初に診断された日です。、あた、その1年半後にも症状が継続していたこと、そして現在、障害年金の認定基準に該当したことを医師が年金用診断書に証明してくれなければなりません。ですから、未加入期間のある方は特に注意しなければなりません。慎重に当時のことを思い出してください。


■保険料の未納

 初診日の被保険者期間に係る保険料納付済期間が3分の2未満であるときは支給されません。転職したり、アルバイト期間が長かった場合など注意が必要です。


■検査

 年金用の検査には基準があります、普段の検査ではこれを満たしていない場合がありますので医師に確認してください。

 視力:万国式試視力表 照度200ルクス
 視野:ゴールドマン視野計、中心視野の測定にはT/2の視標、周辺視野の測定にはT/4の視標を用います、極端な場合、視力1.0でも視野なしと判断される場合もあります。



【参考】

 日本年金機構 http://www.nenkin.go.jp/n/www/index.html